キスマをつけないと出られない部屋 尾浜+竹谷 ページ17
リクありがとうございます
「「A先輩、なんでそんな格好してるんですか」」
「いやそれは二人ともでしょ…?」
いつもの部屋、見慣れたお題。唯一違うのはその服装。普段は忍装束だというのに今回は何故か寝巻き姿。それは目の前にいる勘右衛門と八左ヱ門も同じだった。
部屋に閉じ込められるのは今日で二回目だ。一日に二回も閉じ込められるのは初めてな気がする。気持ちよく寝ていたのに、起きたらこの部屋だなんて。
小さく欠伸をすれば、八左ヱ門に眠いですか?と聞かれた。勿論眠い。頷けば勘右衛門と顔を見合わせる。
「お眠なA先輩の為にも、早く終わらせてあげるぞ勘右衛門」
「にしても寝巻き姿のA先輩って、なんかこう、唆られるな」
「ふ、二人とも何言ってるの…?」
「いえ、気にしないでください。それじゃあ失礼しますね〜」
「あっ、勘右衛門またお前からかよ」
うとうとしている私の顎を掬いあげる。勘右衛門はじっと私を見ると喉元に吸い付いた。強く吸引され痛みが走る。その痛みは背中にも感じた。
「……八左ヱ門、お前」
「勘右衛門は散々付けただろ。俺だってA先輩に付けたい」
眠すぎて脳の処理が遅れる。喉と背中のどこかに付けられたと理解するのに数秒かかった。勘右衛門は喉元を円を描くようになぞる。
「勘右衛門、くすぐったい…」
「わざとやってますからね。じゃあ次、失礼しますね」
新たに首筋に付けようとした勘右衛門を八左ヱ門が制止した。
「A先輩、俺、A先輩にも付けて欲しいです」
「え…?」
「お〜八左ヱ門ナイス」
「俺たちばっかり付けるのも申し訳ないですし。ほら、ここに付けて下さい」
八左ヱ門は僅かに顔を上に向けた。目線はこちらを向いている。それなら最初から言って欲しかった。私は付けられなくて済んだのに。
八左ヱ門の首に腕を回してそっと首筋に吸い付く。その間にも勘右衛門が私の髪を弄んでいた。上手く付けれない、何度か苦戦してようやくついた。ちょっと薄いけど。
「はいはーい!次俺に付けて下さい!」
「ん…おいで、勘右衛門」
勘右衛門は自らの鎖骨を指差した。付けるのが難しそうだがやるしかない。試行錯誤しながらも痕を付けることは出来た。
「……なんか恋人同士みたい」
ふにゃりと笑えば二人は顔を赤くする。八左ヱ門は顔を覆い隠しておほー!と叫んでいた。
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ツナマヨ(プロフ) - 更新お疲れ様です!リクエストなのですが尊奈門であーんをしないと出られない部屋をお願いします (3月1日 23時) (レス) id: 4e6b57cb3e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リクエスト失礼します。高坂陣内左衛門で媚 薬お願いします! (2月4日 18時) (レス) @page46 id: 09b330d235 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - 返信遅れてすみません。 (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - わざわざ教えてくださりありがとうございます。 (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの作兵衛(プロフ) - 幽霊さん» 「閉じ込められた…?」になっております。ログインされてないと閲覧出来ないのでログインする事を推奨しています🙇 (1月13日 7時) (レス) id: 8a20bca9f6 (このIDを非表示/違反報告)
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