股ドンしないと出られない部屋 尾浜 ページ15
リクありがとうございます
ニコニコと私を見下ろす勘右衛門は何を考えているのか読み取れない。私の股下に足を押し付けて両肘を壁についている。当然勘右衛門との距離は近かった。
「勘右衛門、そこどいてほしいな…?」
「嫌でーす、もっとこうしていたいんで」
そう言いながら膝をグリグリと押し付けてくる。緩急なその動きに私はムズムズして仕方ない。抵抗するように勘右衛門の手首を揺らしてみせた。予想はしてたけどビクともしない。
「ねぇA先輩」
「な、なに…?」
「今度甘味処行きませんか?!」
目を輝かせてそう言う勘右衛門に私はキョトンとする。こんな状況で約束を取り付けるとは思っていなかったから拍子抜けだ。
「なんだ、そんな事かぁ…」
「__そんな事って、もしかして期待しちゃってました?
「んぁっ?!」
強く一箇所を刺激されあられも無い声が出る。慌てて口を抑えても時既に遅し。悪戯を思い浮かんだ子供の様に悪い顔の勘右衛門。舌舐めずりをしてニヒルに笑う。
「ならお望み通りにしてあげます」
壁に両肘を付いていた勘右衛門は私の手首を一纏めにした。自由の効かない事をいいことに、あらゆる箇所を触れられる。頬、首筋、鎖骨と場所が下がっていき腹回りに手が到着した。
「A先輩、色の実習まだですよね?俺として下さいよ」
「んっ、なんで勘右衛門と」
「えー俺なら誰よりも優しくする自信ありますよ?」
「こんな事しといて優しいだなんて嘘に決まってる……てかしない!」
「……誰とするんですか。食満先輩?立花先輩?中在家先輩ですか?」
私はじっと勘右衛門を見つめる。少しだけ疑問を抱いたような表情の勘右衛門。手首を掴む手が緩んだ隙を見て、私はすぐさま自らの手を捻らせた。そのまま人差し指を勘右衛門の唇にあてる。
「__教えないよ、勘右衛門」
今度は勘右衛門が拍子抜けする番だった。ずるずると足が降りていく。
「A先輩、」
「誰にも教えない。言ったら絶対なんかするもん」
「そりゃしますよ。だって」
「だって?」
「………いえ、なんでも無いです。出ましょう、それで甘味処行きましょう!」
「はいはい、落ち着いて」
(__好きな人のハジメテくらい、俺が奪ってもいいだろう)
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ツナマヨ(プロフ) - 更新お疲れ様です!リクエストなのですが尊奈門であーんをしないと出られない部屋をお願いします (3月1日 23時) (レス) id: 4e6b57cb3e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リクエスト失礼します。高坂陣内左衛門で媚 薬お願いします! (2月4日 18時) (レス) @page46 id: 09b330d235 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - 返信遅れてすみません。 (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊 - わざわざ教えてくださりありがとうございます。 (1月19日 18時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの作兵衛(プロフ) - 幽霊さん» 「閉じ込められた…?」になっております。ログインされてないと閲覧出来ないのでログインする事を推奨しています🙇 (1月13日 7時) (レス) id: 8a20bca9f6 (このIDを非表示/違反報告)
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