第61話 忘れてた ページ23
１試合目は烏野VS音駒
始めはやっぱりいつも通り日向のスパイクで点を取るとサーブが俺に来る
………ここはやっぱりジャンプサーブだろ
普通より少し長めの助走をして思いっきり飛んで腕を振り下ろす
「あ……」
キた。飛んだ瞬間に分かる。これ、結構いいカンジ
向かった先は夜久君のところ。コントロールは気にしてなかったから仕方ない……
真正面に動いたけど……ボールははじかれ後ろに落ちた
「「「！！！？？？」」」
「これで驚くなよ？まだ大学時代には程遠い。それに……コントロールは何一つしてないぜ？」
「こりゃ……ちょぉぉっとヤバいカンジ？」
まぁ、これでショウやトビが黙ってるわけがなく、他の皆も……うん←
これだけが俺の見せ場じゃない。
その後、３本目で何とか俺のサーブを上げたテツ。さっすが
でも……こっちのチャンスボールだ
澤村君が上げてトビがトスを出す
………その先は俺。速攻ではない、分からない俺のジャンプ力に合わせた高めのトス。
俺にはちょうどいいぐらいの高さだ
それに合わせて飛ぶ。そのイメージは……昔から変わらない、『飛び立つ烏』
飛んだ瞬間に静かになるコート
俺を見て見開かれる目
まぁ、たぶん俺ショウと同じくらいは飛んでるはずだからな
姿勢を保って、手を振るとあたる固い感触
目の前に広がる、大分前にみた景色
３年前……いや、あの頃でもそこまで見ていない
『頂き』
振り切ると離れるボールの感触
そして鳴り響く、コートにあたったボールの音
俺の空の時間も終わっても誰も話さない
「猫がなんだ。追いつけなければ……烏の勝ちだ」
俺の言葉が響く
あぁ………これだ
俺の忘れてた感覚
バレーボールの感触
あぁ、俺今、サイッコウの気分かもしれない
「俺を、俺達を負かせるか？子猫ども」
まだまだゲームはこれからだ
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はにゃはにゃ - 鈍感ツッキーと、ワケ有り主… ほぅ……めっちゃええやんけ…応援してますです！ふぁいとぉ〜♪ (5月5日 16時) (
レス) @page14 id: 5fa05c04a7 (このIDを非表示/違反報告)
琉翔(プロフ) - 読んで頂き有難う御座います！ゆっくりな気まぐれ更新な僕ですがこれからもよろしくお願いします！ こんな所にですが作者のセリフを書かせて頂きました！皆様もどうぞご自由にお書き頂ければ嬉しいです！ (2017年12月15日 22時) (レス) id: 21f6e7f93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉翔 | 作成日時：2017年9月7日 18時
