第49話 衝撃 月島side ページ11
「とりあえず僕が思ったのはやった人クソくらえですかね」
ありえない。そんなのただの嫉妬じゃん
「ハハッ はっきり言うねぇ」
「だって、そうじゃないですか。零さんは何もしてないのに……」
聞いてるだけでも、衝撃を受けるには十分すぎるくらい。それを経験した零さんは……どれほどの気持ちだったのカナ
「まぁね。でもどうにも出来ないから。人に言える職じゃないし」
それもそうだけど……理不尽だネ……
……待って、さっき零さん「自分の大好きなモノを糧にして」って言ってた……
もしかして、このときはまだバレーをやめてない…?
「零さん、もしかしてなんですケド」
「ん?なんだい?」
「まだ、そのときって……バレーをやめてない……?」
それに辞めたのは3年前のはず。だったら大学2年生の時ってことになるから………
「そうだよ。まだ辞めてない。ユウとバレーをしてる時間が楽しみの1つだったからね」
「じゃあ……辞めた理由って……」
嫌がらせを受けてもまだやめてないのに、それでも辞めるて決心させるほどの何かがあった……てコト…?
「……ある事件がきっかけだった。忘れもしないよ。2年生の7月のある日のことだ」
7月……ってことは…
「夏の……大会前…?」
「そう。正セッターをやってた俺と、俺と一番相性が良かったユウが……ほとんど同時に辞めたんだ」
!?ほとんど…同時に??でも、そんな力のある人が辞めたら……
「……その結果。毎年全国大会に出場してた“桜月大学バレー部”の伝統は……切れた」
「切れたってことは……」
「出場できなかったんだ。しかも都大会で敗退した……点差をつけられて」
……常連校がそこまで……
「その事件って……?」
「………ユウが……怪我をしたんだ。右肩と右膝を。しかも治ってもバレーは出来るか分からないって診断されるほどのね」
!?・・・・・それ結構な大けがじゃ……
「でも、なんでそれで零さんがバレーを……」
「俺のせいだからだよ。俺が、ユウからバレーを奪ったと言っても過言じゃない」
……零さんのせいで……ユウさんが怪我をした……?
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はにゃはにゃ - 鈍感ツッキーと、ワケ有り主… ほぅ……めっちゃええやんけ…応援してますです!ふぁいとぉ〜♪ (5月5日 16時) (レス) @page14 id: 5fa05c04a7 (このIDを非表示/違反報告)
琉翔(プロフ) - 読んで頂き有難う御座います!ゆっくりな気まぐれ更新な僕ですがこれからもよろしくお願いします! こんな所にですが作者のセリフを書かせて頂きました!皆様もどうぞご自由にお書き頂ければ嬉しいです! (2017年12月15日 22時) (レス) id: 21f6e7f93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉翔 | 作成日時:2017年9月7日 18時