第59話 参加 ページ21
体育館に向かい、更衣室を借りて練習着を着る。随分久々だけど服に違和感はない
その格好で皆がいるところに行くと、目を見開いている
このことを知ってたツキくん以外はな
「あ、あの零さん??その格好……」
「実はね、いろいろあってまたバレーやろうかと思って。で、先生にお願いして合宿に参加させて貰ったわけ」
「「「「えぇーーー!!!???」」」」
「3年ぶりでブランクあるけど、動いてない訳じゃないしよろしく頼むよ。一緒にやるのは烏野だから」
「「「烏野!!??」」」
「皆叫びすぎな。そうだよ。母校でもあったし面白そうだったから」
この理由も嘘じゃない。1番の理由はツキくんとの約束だからだけどな
「というわけで、今日から2日間だけですが零くんも練習を共にします。バレー経験者でもありますからアドバイスなどいろいろ貰っちゃってください」
「武ち……武田先生……まぁ、俺が出来る範囲でだったら指摘もするし教えもするから」
どこまで俺の身体が行けるか分かんないんだけどな
「さて、練習を始めますよ!」
午前は今まで見ていたのと同じアップ。レイとしての運動が役に立ったのか、高校生と同じくらいで走れたしそこそこ大丈夫そうだ
久々のボールの感触。ツキくんとパス練させて貰ってるけど……ぜんっぜん前みたいに返らない……ツキくんを動かしちゃってる……
「何、難しい顔してるんですか」
「いや〜………ちゃんと返せてなくて心が……」
「3年もブランクあるのに僕の所に返せてるんですから大丈夫ですヨ」
だけどさ………まぁ、少しはかっこつけたい訳で。午前中だけで全ての感覚を取り戻して見せる……!!
まぁ、そこからは死に物狂いでやってた。おかげで、大分感覚も戻った。これなら、午後の試合に参加しても足を引っ張ることはなさそうだ
「みなさーん、昼食ですよ〜!」
「「オッス!」」
「はい」
良くがっついて食べるなと思ってたけど、そんな人の事言えねぇや
「で?師匠、もう大丈夫そうか??」
「コウ、テツ。……あぁ、大丈夫。全く同じにはなってないだろうけどそこそこにはね」
「「さっすがぁ!」」
烏野として、お前らを負かせやるよ、生意気弟子ども!
ツキくんも同じことを思ったのか黒い笑顔だ……
目線が合うと同時に口が開く
「「ちゃぁんと負かせてやるよ/負かせてあげますよ」」
「「なっにぃぃ!!」」
俺のバレー復活まで、あと1時間……
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はにゃはにゃ - 鈍感ツッキーと、ワケ有り主… ほぅ……めっちゃええやんけ…応援してますです!ふぁいとぉ〜♪ (2023年5月5日 16時) (レス) @page14 id: 5fa05c04a7 (このIDを非表示/違反報告)
琉翔(プロフ) - 読んで頂き有難う御座います!ゆっくりな気まぐれ更新な僕ですがこれからもよろしくお願いします! こんな所にですが作者のセリフを書かせて頂きました!皆様もどうぞご自由にお書き頂ければ嬉しいです! (2017年12月15日 22時) (レス) id: 21f6e7f93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉翔 | 作成日時:2017年9月7日 18時