小さな夢のカケラ

最遊記　悟浄　《ポチ様》 ページ12

嫌い？好き？ 紗羅side

一人旅を初めて妖怪やらに襲われながらも旅を続けて１か月後、私は三蔵法師一行と旅をすることになり、今３週間が経ちました←

「あ！この鳥かわいい！！！」

「お！本当だ！！かわいいな！！！」

「お前は動物を見ると毎回毎回騒ぎだすからな」

「うん！だって好きなんだもん。だからジープも好きだよ！」

そう言うとジープがすり寄ってくる。かわいい！！！

と思うと大体抱きしめている私。

「よかったですねジープ。本当に紗羅は無邪気で優しい子ですねぇ」

「？？そうかな。ありがと！」

悟空とは同い年だし、三蔵もちゃんと仲間として見てくれて話してくれるし、八戒は優しいしで、すぐに打ち解けられた。でも………

「うるせーよバカ猿！」

「なんだよ！アホ河童！！……って、あ！！……逃げちまった…」

「あーあぁ………」

もう少し見てたかったのに…

「おっと。すまねえな」

「思ってないだろ！！この赤ゴキブリ河童！！」

そう。この紅色の髪をした悟浄。彼だけはいまだに無理。

なぜか私に意地悪したりちょっかいを出して来るから。だから関わりもほかの３人と比べたら圧倒的に少ない。

「見つけたぜぇぇぇ！！三蔵一行！！！命と経文を貰いに来た！！！」

「またですか……こりない人たちですねぇ」

「ただのバカなんだろありゃぁ」

「ふん。面倒くせぇ」

「町まであと少しなんだろ？早く片付けて飯ーー！！」

「そうだねぇ、私もお腹すいた。ちゃっちゃと片付けてご飯に一票！」

私が戦うのは、三蔵と同じ銃と刀。今日は気分的に刀かな♪



よし♪私のノルマ達成ーー！みんなは終わったかな？

あ、結構終わってる……

「！悟浄！！」

え！？………！！悟浄の背中……もしかして切られた？赤で真っ赤……

「クソ河童が！！俺様の仕事を増やすな！八戒！！」

「わかってます！！……！随分深くいかれましたね悟浄」

「………うっせぇよ……」

「はいはい。治しますからね」

「頼むわ……」

「あれ、悟浄死んだ？」

死んだ？って………悟空酷くない？

「死んではませんよ。ただ出血量が多くて気を失っただけです」

「じゃ、さっさと片付けて町の宿行きますか」

全く……苦手な人だから看護するとかにならないといいけど……

ごめんね悟浄。でも苦手なんだよ……

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