こんな事あったらいいなの夢ストーリー詰め (ページ5)

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ポケモン夢主チート注意アブソルは私の推しページ5

のどかな街のはずれで、子供は一体のポケモンと戯れていた。

「ね、アブソル!!もっと見せて」

子供の期待に応えるかのように、アブソルという真っ白の美しいポケモンが、岩に向けて技を放った。

岩に当たった黒い光線は、岩を爆散させると虹色に光って散った。

「すごいすごい!!!かっこいい－!!」

よく見れば、アブソル以外にも小さなポケモン達がいた。

子供の無邪気さか、はたまたその他の何かかが、警戒心の強いポケモン達を集めていた。

わははと明るい声が響く人の少ない道路は、いつの間にかポケモンの溜まり場となっている。

「アヲオオオオオオオオオン」

突然、アブソルが遠吠えをしたと思えば、ポケモン達が森へ一斉に駆け出した。

「?え?何?」

子供は訳が分からなかった。

アブソルだけが、街へ向かう道を走っていた。

後で分かった話だが、アブソルは災害や危険を察知する能力がある。

当然、街の人はその話を知っている訳だが、彼らを含め多くの人間は、アブソル自身が災いを起こすと考えていた。

だから、もしもアブソルが人間に避難を促していたとしても、人間は気付かない。

「こっちに来るな!!!災いの元凶め!!!」

「この街を壊さないどくれ!!!」

街の人は、各々のポケモンで、アブソルと戦っていた。

野生のポケモン一匹に対して、トレーナーに訓練されたポケモン多数。

アブソルに攻撃の意思が無いのもあり、圧倒的に劣勢だった。

「アブソル!!嫌だよ!!逃げて!!」

子供は叫んだが、アブソルは街の大きな建物に攻撃した。

人を避難させるために。
しかし人間はそんな事思いもしない。

遂に、アブソルは攻撃を受け、瀕死になった。

「今だ!!やっちまえ!!」

トレーナーが攻撃をしようとした瞬間、

大きな衝撃波が襲った。

「アブソル、君は友達なのに......」

街の人が見たのは、果たして幻覚なのか。

そこには、幻のポケモンと伝説のポケモンがいた。

空にはラティオスラティアス、レックウザ、レシラムが浮かび、陸にはジガルデ、パルキア、クレセリア、ゼクロム。

「みんな、アブソルはいないよ。いなくなっちゃったよ」

泣きかけの顔をした子供の横を通り過ぎたゼルネアスが、アブソルに近づく。

暖かい光が溢れる。

ゼルネアスの回復で、アブソルが目を覚ました。

「もう、いいや、こんな街」

アブソルを抱き抱えると、子供はボールを投げ、同時にラティアスに飛び乗った。

ボールから飛び出たのは、黒い羽を持つ破壊のポケモン。

「イベルタル＿＿＿デスウィング」

そうして、子供は数々のポケモンを率いて、どこかへ消えてった。