こんな事あったらいいなの夢ストーリー詰め (ページ4)

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七つの大罪ページ4

エリザベスに出会う前の七つの大罪にいたらなーという妄想

「団長!!見て!!」

「んー、どうしたキング」

「此処にも魔神の爪痕がある!!しかも、さっきのより深い」

「斬られた木の状態から見て、そう時間は経っていないようだ。この爪痕の魔神は、まだこの近くにいるだろう」

ゴウセルが爪痕を眺めながら言った。

現在私達は、リオネスの近郊に現れたという招待不明の魔神を追っていた。

団長とキング、ゴウセル、私。
あとの4人という風に別れて捜索に当たっていた。

にしても随分大きな跡だなぁ、と団長。

「魔神って、最近は目撃情報も減っていたから、人々の警戒も薄くなっているかも知れない。早く見つけよう」

私がそう言うと、団長が深く頷いた。

「人間に被害が出ないようにしないとね」

「......っ危ない!!!後ろだ!!!!!!」

いきなり団長が叫んだ。

見ると、大きな化け物が後ろから手を振りかぶっていた。

このままじゃ、ゴウセルに当たる。

そう思った私は、術を展開する。

「『インフィニティウォール』!!!!!」

私が右手を翳すと、円状に赤黒い光が走り、化け物の攻撃を受け止めた。

しかし、繰り返して放たれる魔神の攻撃。

今度は両腕を広げた。

「術式変換!!」

叫んだ瞬間、これまでは私たち側を内側としていた円状の光が歪み、魔神をつつみ始めた。

魔神も声を上げるが完全に光が球体となって魔神を包み込んだ時、団長が動く。

剣を振りかぶり、球体ごと真っ二つに割る。

中の魔神は抵抗も移動も出来ずに斬られた。

「んー、終わった?」

「いいや、まだだ」

一息着こうとすると、キングが叫んだ。

見たら、魔神の胴体に浮かぶ綺麗な切り口から、大量の8つ足の虫が出てきた。

「ぎゃあああああああムシィイイイイイイイｲｲｲｲ」

あまりの気持ち悪さに、思わず汚く叫ぶ。

キングがシャスティフォルを変型させて応戦するが、数が多すぎて対応出来ない。

「くっそ!!数が多いだけだが厄介だな」

「嫌だァああマジ無理マジ無理マジで無理ぃいいいい」

逃げ惑う私は一心に術を展開させる。

「『バーストウォール』最大火力!!!」

私は魔神も虫も全て飲み込むほどの球体を作り始める。

「アイツっバカ!!!こんなところでその技を出したら......」

「《火焔爆散》!!!!!!!」

「やりやがったぁあ!!!!」

虫を包んだ球体が、大爆発を起こし、虫も魔人も粉塵のごとく消えた。

こうして事件は解決したが、代わりにある土地一帯が焦土と化し、自然再生には200年かかるほどの打撃を与えた。