「八日」 メイトに行ってきます。 ページ9
ばっと席を立った時
小「…あ、」
教室で血を落とした。
かなりの量。
勿論これは傷によるもの。
ぽた
ぽた
ぽた、
一滴ずつ。
その光景に驚いたみんな。
パニックになる。
「先生を呼んできます！」
と伏見君が保健室に走った。
あれ、おかしいな。
ちゃんと薬塗って、包帯も巻いて。
あれ？おかしいな。
「大丈夫なんか！小町！」
小「大丈夫ですよ、影片君。だって、痛くないので。」
影片君が心配をする。
でも本当に痛くない。
ちっとも。
それはおかしいと思った。
だって昨日まで確かに傷が開いたら痛かったんだ。
でも、痛くない、
…とうとうおかしくなったか。
私の痛覚信号は消えたようだった。
鳴「小町ちゃん！」
遅れたやってきたおねぇちゃん。
何やらすれ違った伏見君に事情を聞いて走ってきたそうだった。
息が上がって私の肩に手を乗せた。
鳴「どうしたの！？小町ちゃん！」
小「血です。血が出ました。」
と答えた。
そのままを答えた。
そういうと衣更君が「そうじゃなくって、何でそうなったんだってこと！」と怒られた。
何でって…私は本当のことを言えなかった。
石井さんが怖いから？
そんなはずない。
だってあの人のことが嫌いなんだから。
何で？なんで？
口から出ない。
石井さんにされてきたことが。
大神君が私の目の前で怒鳴りつけた。
大「きちんと言わなきゃわかんねぇだろ！」
小「…分からないです。」
言葉を濁せば、目線をはずせば、佐賀美先生が来た。
佐「猫屋敷！包帯はずせ！傷に包帯がついちまったら余計悪化する！」
こんなに必死な佐賀美先生を始めてみたかもしれません。
素直に包帯をはずすと生々しい傷跡が。
影「な……こ…まち…？」
肌の面積が少なく見えるのは血だらけだから。
佐「…これは…一体いつからだ？」
小「…もう、昔っからですよ。ずっと。ああ、でも傷の治りが早くなったんですよ、先生。」
寂しく言うと先生はみんなに「別の教室でまっとけ」といい全員をほかの教室に動かした。
私は先生に手を引かれて保健室に向かった。
先生の白衣に赤く模様を作る。
あれ…
廊下に血が落ちた。
保健室に行くと先生がきっと今までにない集中力で私の傷の処置をする。
一つ一つ丁寧に。
一体どのくらいの時間が経ったのだろう。
血が出すぎたせいか私の意識は途切れた。
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暇じゃない暇人(プロフ) - スーさん» 大変長らくお待たせいたしました。このコメントを読んでいらっしゃるとは思いませんが、悪女の名前変換が可能になりました！ (2022年2月14日 21時) (
レス) id: 6b8c29da34 (このIDを非表示/違反報告)
スー(プロフ) - あの、とても面白いんですが、主人公の名前と悪女の名前変換できるようになりませんかね？悪女は友達と名前が同じで少し嫌な気分になったというか…。でも、できたらでいいですよ！ (2018年8月7日 18時) (レス) id: abfb1a2b9b (このIDを非表示/違反報告)
暇じゃない暇人(プロフ) - 龍果靈さん» わざわざコメントありがとうございます！一鶴さん、多分冒頭を呼んでいませんね。マナー違反です…あ、本当に龍果靈さんの言葉励みになります！これからもよろしくお願いします。 (2017年8月10日 13時) (レス) id: f9aa411c9b (このIDを非表示/違反報告)
龍果靈(プロフ) - メイトに釣られやってきました！（結構前に）愛読させて貰ってます〜。...前の人（Knightsの一鶴？さん）ボロっかす言いますねぇ...特になにか小説かいて人気出てる訳でもないのに...頑張って下さい！応援してますっ！ (2017年8月10日 0時) (レス) id: 11187e154c (このIDを非表示/違反報告)
暇じゃない暇人(プロフ) - 芽卯さん» ありがとうございます！王様…もっと活躍させる予定です！これからもよろしくお願いします！ (2017年7月23日 16時) (レス) id: f9aa411c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇じゃない暇人 | 作成日時：2017年5月12日 22時
