どうしてこうなる ページ12
(Aside)
「何、これ」
「すいませんでした」
ザップは目の前で土下座していた。
「なんで、謝ってるの？」
「えっと…その……今日のこと……」
「……あ、あれか」
「ごめんなさい……」
「いや、待って。私、ザップに謝られる理由がわかんないんだけど」
「え、だって、怒ってんじゃ…」
「怒ってないけど」
ザップはよかった…とため息をついた。
「全く、勘違いしないでよね……。ていうか、酒臭いよー？また飲んできた?」
「うっ…」
「はぁ…まあ、いいか。さっさとお風呂入ってきて」
「A、一緒に((「嫌だ」……はい」
私は、ちょっと悲しそうに風呂場に行くザップの背中を見ながら、微笑んだ。
「ザップ……☓☓☓☓☓」
出てくるの遅いなあ…。
20分が経過しても、ザップはお風呂から出てこなかった。
中で溺れてたりしないよね?
少し心配して、私は風呂場に向かった。
「ザップー、大丈夫………うわっ」
「……少しぐらい、可愛い声出せばいいのにな。そのままでも十分可愛いけど♪」
風呂場の扉を開けた瞬間、中に引っ張られた。
後ろから、半裸のザップに抱き締められた。
「………！」
「顔真っ赤だぞ、A」
「うるさい!!!離せ!!!」
「コラコラ、暴れるなー」
「嫌だ、離せ！」
暴れるが、体格差で無意味だった。
「A……ちょっとくらい甘えてもいいだろ」
「だめ!!ノー！ドントタッチミー!!!!」
「無理」
ギューっとずっと抱きしめられる。
「ねえ、そ、そろそろ離して……」
「ヤダ。A、俺、ずっとお前のこと好きって言ってるんだぞ?やっと、お前に再会できて、超嬉しいし……」
「ザップ……」
「少しくらい……いいだろ？」
「…嫌だ」
「Aはイジワルだ」
「……」
「こうやってもいい?」
「そ、それくらいなら……」
私は顔を真っ赤にしながら言った。
その日はこの状態のまま、一緒に寝た。
勿論、変なことはしてない。
「Aー…好きー……」
「……寝言か…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わごむ - 好きです(唐突の告白) (2020年5月20日 5時) (
レス) id: 37d509fa97 (このIDを非表示/違反報告)
とき(プロフ) - お気に入り登録ありがとうございます!!まだまだ頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年5月31日 19時) (レス) id: 16eb3c1efe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とき | 作成日時：2018年5月30日 17時
