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6日目 ページ8

「寝てる男の上に乗るもんじゃねぇーぞ自称24歳。」
「自称じゃないよ!事実だもん!!」

「大人はもんとかいわねぇーよ!?はぁ・・・今日は何の用だ木本A。」

マイペースな木本Aに注意を諦めて要件を聞く。

「あのねしろちゃん」
「ちょっと待て」

?を頭にうかべるきっと頭の中がお花畑のコイツ。

「誰がしろちゃんだ」
「かわいーよね」
へへっと笑う女に悪気は一切ない。

「土方にしてくれ」
「分かった!としちゃん!!」
「とーしろでいいです。」

結局俺が折れた。
こいつにはペースを崩されまくっている。総悟とはまた違った崩されかたに疲れた。

その後は木本のことを名前で呼ぶことを強要されたが、話を本題に戻すことで誤魔化した。

「あのね昨日話したことだけど、その紐のこと。
私があげたこと誰にも言わないで欲しいの。」


「そんだけか?」
真剣な顔で話すから、もっと大事なことだと思った。

「うん。でも大事なことなの。」

さっきまでのお花畑な雰囲気は一切消え、人が変わったように真剣な目をしている。

「わあったよ。誰にも言わねぇよ」

「ありがとぉ」
ふにゃっと笑顔付きで元の雰囲気に戻る。


「なんかとーしろ疲れてるみたいだから帰るね。」


「おう。帰れ帰れ」


Aはてててと扉まで歩き、くるりと振り向いた。


「そうそう。さっきの約束破ったら殺しちゃうからね」

思わず怯んでしまうほどの殺意を放ちながら
それでも笑顔なAにゾクリとした。




あの女は何者なんだ?

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作者名:さくら | 作成日時:2019年9月29日 0時

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