39日目 ページ41
新八side
朝
出勤して上司兼、マダオの天パを起こすため寝室に入ると男女が重なり合っていた
女性・・・?女の子の方がしっくりくるような子とぱっちり目があった。取り敢えずマダオを蹴り飛ばし、女の子の腕をとり、避難する。
その時握った腕がゾッとするほど細いことに驚いた。
状況が飲み込めていないのか、ぼーっとする彼女を取り敢えず居間に連れていく。
なんというか危なっかしい。
「えっ24!?どう見ても神楽ちゃんと同い年か下くらいですよ!?」
歳を聞いて驚いた。
どう考えても見えないが、飛び蹴りを食らわされたので歳には触れないでおこう。
どうして僕の周りの女性は手が早い人ばかりなんだ・・・
改めて彼女を見るが、
白い髪白い肌、真っ直ぐな瞳に低い身長。
それに細すぎる腕。青い顔色が・・・
え?青い顔色?
「ふぅっ・・・・・・うぅぅ・・・はぁっ」
「ちょっ大丈夫ですか?!」
「A!!」
「どうしたアルか!」
しゃがみこんだAさんは青い顔をして苦しそうに息を吐く。
「A!A!!」
銀さんが心配そうに呼びかける。
こんな必死な銀さんは初めて見た。
Aさんのことがとても大切なんだなぁ
といつもは感情をあまり出さないこの人を見て何となくおもった。
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作者名:さくら | 作成日時:2019年9月29日 0時