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19日目 ページ21

Aside

そーだなぁ・・・あれは何年前なんだろう。

思い出せないくらい昔。私はこの後何度も思い出すことになる恩師と会ったの。

孤児だった私は先生に拾われたらしいの。
幼すぎて記憶がないんだけどね。

その後は、先生が寺子屋で皆に可愛がられたよ。
特に銀髪のお兄ちゃんと紫の髪のお兄ちゃんとサラサラの髪のお兄ちゃんが。

そうそう。銀髪のお兄ちゃんのおかげで私は甘党になったの。


で、8歳くらいかな?先生が幕府に捕まって、先生を取り戻すために15で戦争に出たの。


いっぱい人が死ぬのが悲しくて怖くて辛くて、皆先に行ってるよって言うけどそんなの考えられなくて!!!





あっごめんちょっと感情的になっちゃった。



それでね?私が怖がりすぎるから死 んだ時迷子にならないように目印にってこの赤い紐を巻いてくれたの。今もやってるのは先に逝 く人達が迷子にならない様にだよ。私の事待っててって


でもやっぱり怖くて・・・
戦場でついた『死 神』の名が嫌で・・・
皮肉だよね、それなのに今『死 神』の名がついてるんだから

・・・それでね
気がついたら、山の中を走り回ってたの。


その時に天人に見つかって


その後は実験の日々かな 暇があれば天人共の慰 みものになって・・・

実験は、沢山の試薬品を打ち込まれて痛かったなぁ・・・その時に髪も色が変わって真っ白になっちゃった。
それで今から2年前にやっと外に出されたの。



攘夷戦争は終わってて、お兄ちゃん達もどうなってるのか・・・

天人は沢山いるし、でっかい建物も出来て私は・・・
私はあの時死ぬべきだったのかなぁ・・・・・・


あっ今のは聞かなかったことに。

コレで私の話はお終い。

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作者名:さくら | 作成日時:2019年9月29日 0時

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