【銀魂】2度目の恋 (ページ12)

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10日目ページ12

「それで？聞きたいことは？」

仕返しの方法を考えていて忘れていた。

「あ、あぁAは何者なんだ？」

「ずいぶん直球だねー。私？入院患者だけど？」

「そうじゃなくて気配を殺したり、殺気を出したり、並の人間ができるもんじゃねぇだろ」

「･･･」

「答えろよ」

「･･････患者だよ」「てめぇ」

「今はね」
部屋、見つけたご褒美に教えてあげる。
と付け足された。

「昔は同じ寺子屋のお兄ちゃん達と戦争に出てたの。」

すっと息を吸い込み、覚悟を決めた顔をこちらにむける。

「死神」「は？」

「それが私の異名。」

「知らなかったら部下の人と調べてよ。私はずっと戦ってたけど途中で趣味の悪い人に捕まったの。その後は実験道具にされて、あと【ピー】とか【ピー】とか」

「ちょっと待て。なんて？」

女から聞こえてはいけない言葉が聞こえた。

「だから【ピー】とか【ピー】だけど？」

シリアスな空気がぶっ壊れた。
見た目幼女からこんな言葉が聞こえたから違和感がすごい。
そもそもそんなエグいことされたのにいつもの表情で話すから信じられない。

「ホントだって。ほら」

あろう事か病人服をガバッと開いてきた。

「おいーーー待てーーー！！！！」

目を逸らしながらはだけた服を直してやる。
チラリと見えた白い肌は確かに傷だらけで、刀傷だけではないのが分かった。

「あははははは真っ赤ー」

ケタケタ笑うコイツは女の意識が低い。
俺だけが動揺するのは腹が立つ。