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「！」
少年は頭に当てた手をそのままに
目を大きく見開いて、驚いている。
初めて、顔をしっかりと目視する。
赤朽葉と砥の粉を混ぜた様な、落ち着いた夕陽色。
幼さ残る成長途中と言った童顔。
ほんのり明るさのある、夜空が染め上げる黒髪。
酷く朧げだが、色濃く残る私の記憶の。
花火と、真っ白な部屋と、薬の匂いと、
あの日の、最期の答え。
覚えている。覚えていた。
否、忘れようはずもなかった！
あの頃と寸分違わぬ
そうだこいつは、普だ、普だ！
「は、A！？」
そんなこんなのどったん騒ぎの途中、私は巡り会う。
いつか見た、日の落ちきった星の照らす夜空の下に。
数十年の時を跨いでなお変わる事のない少年と、
時の流れを揺蕩い今も一刻一刻止まれない少女。
とうの昔に朽ちた花は、今再び咲き乱れる。
「A、見ーつけた」
「アッ」
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さくら(プロフ) - 月ヶ瀬@猫さん» 秀麗だなんてそんなとんでもない…ありがとうございます！今後も頑張っていきますので、今作をどうぞよろしくお願いします！ (2020年2月28日 7時) (
レス) id: f3613561c3 (このIDを非表示/違反報告)
月ヶ瀬@猫 - さくらさん» すごく秀麗な文章に圧倒されました……もう私語彙力無さすぎ……これからも更新頑張って下さい！ (2020年2月28日 0時) (レス) id: 579741ae87 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - さくらみるくさん» いえいえお気になさらず！美しいだなんてもったいないお言葉ありがとうございます！冒頭の日常を切り取った文章はまさに『美しい』を目指して書いていたので、そう言っていただけると嬉しいです！そのお言葉で明日からも更新頑張ります (2020年2月26日 21時) (レス) id: f3613561c3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - 夜分遅くにすみません、さくらみるくです!!もう毎度のごとく美しい文章...そして可愛い夢主ちゃん...全てが私の好みです...。これからも応援してます！更新頑張って下さい〜！ (2020年2月26日 21時) (レス) id: babdecb30b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら x他1人 | 作成日時：2020年2月11日 22時
