初恋相手は花子さんやってました。

・ ページ39

「ん…源と土御門はどこ行った？」

先生大変申し訳ございません。
私、土御門Aは…

「急な陣痛と頭痛で保健室行くそうでーす」

今世初の授業サボりを実施しまて待て待て待て。
陣痛？男で陣痛って来るっけ？？

「産むのか？」

「ﾝｸﾞｯ」

産 む の か ？ いや草。流石に草。
吹くわこんなん。少年くんはお笑い目指してるの？

…じゃないわ。先生メンゴ。

「土御門ー？」

「あいはい」

改めまして、先生ごめんなさい。
私は源を監視すべく、本日の授業をサボります。
だって嫌な予感しかしないんですもん。あとフラグ建てちゃったし。
私はフラグクラッシャーにならねばならんのです。

「にしてもオマエがサボりとはなー」

「誰のせいだと」

そう、大体少年くんの所為です。
だって君のサボりの動機がもうアウトだもん。
アイツの事、良い怪異だって事を証明するんだ！ だそう。
私知ってるよ。固定イベントが起こるあれでしょ？
私の感が囁いてるもん。

そんな私の考えも知らず、
こちらをたまーにチラチラ見ながら、少年くんは進む。

「…で？」

「ん？」

で？ とは。
私のサボった理由は伝えたので別に怪しまれる要素はどこにも

「オマエと花子、どんな関係だ？」

…………oh…

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す