そして、将来を誓う ページ45
Noside.
数年の間に、父親と和解した音海あなたの名前は、バージンロードを父親と歩く。
その先には、生涯支え合う夫になる朔間凛月。
「あなたの名前。今まで、すまなかった。……この人と、幸せになりなさい。後悔のないように…生きなさい。」
『……うん。ありがとう。』
ステンドグラスが、新郎新婦を彩る。
「新郎凛月さん、あなたはここにいる新婦あなたの名前さんを、病める時も健やかなる時も、富める時も貧しき時も、妻として愛し、敬い、慈しむことを誓いますか?」
「はい、誓います。」
落ち着いた神父の声が、教会の神秘的な雰囲気を研ぎ澄ます。
「新婦あなたの名前さん、あなたはここにいる新郎凛月さんを、病める時も健やかなる時も、富める時も貧しき時も、夫として愛し、敬い、慈しむことを誓いますか?」
『はい、誓います。』
「では、指輪の交換を。」
ゆっくりと、思いを噛みしめるように。
お互いの指に指輪をはめる。
「…誓いのキスを。」
新郎が、花嫁に一歩近づいて。
丁寧に、ウエディングベールを持ち上げる。
2つの影が、ひとつに繋がった。
fin.
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雪月詠 - 今までありがとうございました! (2022年7月22日 18時) (レス) @page50 id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪月詠 | 作成日時:2022年5月2日 23時