ビビりな流星と夜闇の王 ページ30
高)ごめんね、A
保健室のベットで眠りにつく幼馴染に小さい声で高峯は言った。
零)何を言ったんじゃ?
高)…先輩といるとき、Aはたまに辛そうな顔をしてるといったんです…
でも本当はただ俺が寂しかっただけなんすけど…事実でもあったんで
ビクビクと肩を震わし、朔間に怯えながらも高峯は返答する
高)多分、Aは焦ってるんだと思います。最近自分の時間を大切にしてないのもそう
自分の時間…それは彼女のだい好きな時であり、朔間にとってはつらい時間
…朝陽から夕方の刻
彼女が、夕暮れが闇に溶け込む時間になっても予定も特にないのに起きていることに違和感を抱えていたと高峯は弱弱しくこぼした
零)…なぜそうなったかは、なんとなく経緯は勘ぐっておるから何も言わん
高)…知りすぎるのも、Aにとっては辛いことなんじゃないすかね…
零)あんたも凛月のようなことを言うんじゃな
高)Aは先輩のようにうまく生きてこれたわけじゃないっすから
高峯はAの眠るベットに腰を掛けて彼女の髪に触れる
触り心地も何も以前と変わらないのに、自分に対しての接し方も変わらないのに
彼女が少しずつ自分から少しずつ遠ざかっているようで高峯は心苦しくなる
高)俺はAのことが大切なんです…だから
高峯の言葉に零は動きを止める
窓から入りこむ風が彼の長い髪を遊んで行った
零)なるほど…我輩の仕事じゃな。任せろ
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みかん(プロフ) - こんにちは!零さん大好きなのでめっちゃ嬉しいです!頑張ってください!! (2017年2月5日 21時) (レス) id: cfa35ce5e5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 待ってました!ついに♪護♪さんの零さんが読めて非常に嬉しいです(≧∇≦)更新はゆっくりでもいいので頑張ってください。楽しみにしていますm(__)m (2016年11月6日 11時) (レス) id: 634277a129 (このIDを非表示/違反報告)
あやまりキノコ(プロフ) - 待ってたよー!うん、今回も流石だね!!特にせないずがいい!!頑張って!!メッチャ楽しみにしてるー♪ (2016年11月6日 1時) (レス) id: 37adbc588c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪護♪ | 作成日時:2016年11月5日 23時