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闇に光る赤眼 ページ13

A)ん…ん…っ




少し痛みの走る頭。
起き上がるのはまだちょっと難しそうだ。目を開けて自分の状況を確認する
私は少し硬いベットで寝ていた


ってことはここは保健室かなー?なんてボーっとした意識の中理解した
手は布団から出ていたけど、ぬくもりのある何かに包まれていて…
でもそっちを向こうとすると顔をもとの位置に戻されてしまった



…戻された?…誰かいる…?




A)?





?)ダメじゃ、嬢ちゃんは軽く脳震盪してしまったようでの。あんまり動かさないよう言われておる





A)…ぅあ…





初めて聞く声






初めて聞く口調





遠い記憶で知るこの頬を撫でてくれている優しい手








私は握ってくれてる手をぎゅっと握り返した






涙が目にたまっていくのが分かる。ずっとみんなに聞かされてばかりで
自身であったことのない…会いたかった人








A)さ…くま、零…?







零)…そうじゃよ…会えたのう…Aの嬢ちゃん







A)…うんっ…






私が涙をこらえきれず流すと、朔間零は少し動いてそれをぬぐってくれた
その際に見えた怪しげに光る赤い瞳がすごく綺麗で、思わず空いている手でその頬に手を伸ばした




私の意図を組んだのか、彼はその手を握りそっと頬に触れさせてくれた
おかげでさっきよりも赤い目が近くになる



初めてあった人にこんなことして翠に「無防備すぎ」なんて怒られちゃうかもしれない



でも






…でも






A)っ…あぁ…やっと会えた






零)あぁ…やっとじゃ。できればこんな形で会いたくはなかったが…
今回は我輩が悪かったからのう。…何も言えまい





A)…






零)…Aの嬢ちゃん?



〜〜



彼女の手には力が入っていなくて、また眠ってしまったのだと零は察した。
この調子だと起きたときに彼女が初めて自分自身と言葉を交わしたことを忘れてしまってるかもしれない
なんて考えているとき




ガラッ






保健室のドアが開かれ



「A」っと彼女の名前を呼ぶ優しい声音が鼓膜をゆすった




時間切れ







零)選手交代じゃな




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


クリスマス番外編。完全消去しました
ネタ書きしてないのでデータも残ってません
なのでアフターストーリーのほうでも書けません


読めた方レアです

幼馴染と帰り道→←向かう最中



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設定タグ:あんスタ , 朔間零 , 読み切り政策   
作品ジャンル:恋愛
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みかん(プロフ) - こんにちは!零さん大好きなのでめっちゃ嬉しいです!頑張ってください!! (2017年2月5日 21時) (レス) id: cfa35ce5e5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 待ってました!ついに♪護♪さんの零さんが読めて非常に嬉しいです(≧∇≦)更新はゆっくりでもいいので頑張ってください。楽しみにしていますm(__)m (2016年11月6日 11時) (レス) id: 634277a129 (このIDを非表示/違反報告)
あやまりキノコ(プロフ) - 待ってたよー!うん、今回も流石だね!!特にせないずがいい!!頑張って!!メッチャ楽しみにしてるー♪ (2016年11月6日 1時) (レス) id: 37adbc588c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:♪護♪ | 作成日時:2016年11月5日 23時

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