君とまた、2人で堕ちていく [コード・ブルー ] (ページ6)

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熱ページ6

藍沢side

急いであいつの元へ向かうと
頬を赤く染め潤んだ瞳でこちらを見るA 。

藍沢「A、どうした？｣

A『せんせ、だっこ、』

熱による幼児退行だろうか… 、抱っこを強請られるのは慣れてるがいつもより幼いな。

Aを抱き上げ自分の膝の上に対面になるよう座らせるとおでこに手をあて、大体の体温をはかると

38度は超えてるな… 。

A『せんせ、いいにおい、』

藍沢「お前も同じ匂いだ、」

A『せんせー、すき』

藍沢「…ああ、知ってる」

A『ん、ふふ、…みみ、あかいよ？』

藍沢「お前の目が熱でおかしくなってるだけだ、早く寝ろ」

Aを抱きしめ背中を優しくとんとん叩きながら
話していると身体が重くなった。
きっと疲れて寝たんだろう。

このまま1人で寝かせると起きた時泣き喚くだろうから、と
橘先生や白石に許可を貰い仮眠室に寝かせることにした。

寝てる間に体温を測り点滴を取ろうとするも
痩せ細ってるせいで血管が探れない… 、が、
なんとか無事に点滴をさすことが出来た。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ… 、

Aの脇から体温計をとれば
表示された数字は

'' 39.2 ''

藍沢「はあ、、思ってたより高いな…」

1人でため息をついていたら
後ろから

冴島「あら、A… 、熱ですか？」

藍沢「ああ、39.2度だ。解熱剤持ってきてくれるか？」

冴島「勿論です、すぐに持ってきますね」

冴島が来てくれて良かった。今は、何となく離れたくないから。＿＿＿ ,