放心（事故描写あり） ページ20
藍沢side
Aが新海に連れ去られてから
少しして
新海から電話があった
prrr...
藍沢「…なんだ」
新海「Aが！どっか行ったんだよ！」
藍沢「は、？お前が一緒にいたんじゃないのか？」
新海「天野奏ちゃんが来た途端、どっか行ったんだよ。」
藍沢「もういい、探しに行く」
そう言って電話を切り
探しに行こうとした瞬間
5分後には白車が来るという。
なんてタイミングが悪いんだ。
俺は医者だ 。
目の前にある生命を救わなければいけない。
気持ちを落ち着かせながら
白車を待った。
程なくして白車が到着し
中から出てきた顔に目を疑った。
至る所から血を流しているAがいた。
救急隊「道路に飛び出て轢かれそうになった子度を助けた様子です。」
藍沢「……なんで」
白石「…とりあえず助けよう」
緋山「話はそれからよ」
藤川「誰か頭部CTと脳外にコンサルしろ」
名取「両方出来てます。」
藤川「ナイス名取」
冴島「輸液と輸血持ってきました」
橘「助けるぞー絶対」
藍沢「誰かFASTしろ」
白石「私がやる」
白石「陽性、腹腔内出血が酷い」
藍沢「オペ室まで持たないな。ここで開腹するぞ」
白石「誰かもう2人ヘルプ入って」
名取、緋山「入ります／入る」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
藍沢「メス」
冴島「はい」
腹を開けた途端溢れ出てくる血液 。
正直焦る
緋山「これ、結構血出てんね。どうする？」
藍沢「とりあえず出血源を探す」
白石「ここ抑えて」
名取「はい、 」
藍沢「白石、そのまま血を掻き出してくれ」
白石「わかった、緋山先生もお願い出来る？」
緋山「もちろん」
.
.
.
.
新海「どうなってる？」
藍沢「頭を打ってる。止血出来たら頭部CTしろ」
ピコンピコンと嫌な音が鳴る
冴島「血圧下がってます」
藍沢「どこだ、、あった、肝臓の破裂だ」
緋山「小腸もやってる」
藍沢「肝門部遮断する、サテンスキー」
冴島「はい」
藍沢「とりあえず大きく肝縫合する…」
藍沢「だめだ、出血が抑えられない。」
緋山「こっちも」
藍沢「白石、体温は」
白石「35度、ベースエクセス−8」
あの方法しか思いつかない 。
緋山「ガーゼあるだけちょうだい」
冴島「はい」
.
.
.
藍沢「ダメージコントロールだ」
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作者名：朔 | 作成日時：2023年8月27日 18時
