花のちる前に

3話 ページ4

入学式から一週間たちました。

にも関わらず....

『友達ができない』

というより、誰とも話せていない。

(初日に出遅れたのもあるだろうけど、ここまでとは..)

こ「何ボーッとしてんの？」

さっき誰とも話せていないと言ったけど訂正します。

“ころん君”以外とは話せていません。

『いや、ボーッとなんてしてないし
』

こ「いや、してた」

そして何故かいつも私をかまってきます。

『てか、私と話さず友達と話せば』

そして友達が出来ないのにも理由があります。

こ「だって、Aと話す方が楽なんだよ」

『知らねーよ』

そう、こいつがいつも私のそばにいるから.....

(もちろん、この理由が全てじゃなく他にも理由があるのだが..)





ころん君は正直、モテる

顔は整っているし、性格だって悪いわけじゃない。

女子だけじゃなく男子からも人気。

そんな人気者が、友達もいないこんな人間と仲良く話してるとなれば...
・
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『女子からの視線が痛い....』ﾎﾞｿ

こ「なんか言った？」

『いや､何も...』

(まぁ、初め私が話しかけたのが悪いのだが...)

残りの時間このまま終わらせたくないな...

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