23.ab ページ23
....最＆高。
謎を解く翔くんもかっこよかった。
もう尊いの一言に尽きる。
映画の内容も面白かったし、主題歌も素敵だった。
エンドロールまでしっかり見終えて、パンフレットの表紙を見つめてはニヤけてしまう。
ボウリングの約束の時間まで少しあるからと入ったカフェで、緩んだ目元と口元を何とか誤魔化そうと奮闘するも私の努力など翔くんの魅力には到底及ばず。
「相当好きなんだね、櫻井くん。」
「もうめっっっちゃ好きです！！何だろう、こう....手の届かない神様っていうか、だけどライブに行くとこんなヲタクにも優しくて。一回だけ手を振ってもらえたことがあるんです。所謂ファンサービスってやつで、もう本当に嬉しくて....！！」
「そっかそっか。いいなぁ、そういう趣味。何か一つのことに打ち込めるって幸せそう。」
「いやいや、ヲタクはリア友減りますよ？」
「いいじゃん、楽しければ。それに今の時代、同志なんて探そうと思えばいくらだって探せるし。」
「まぁ....そうですね。SNSはあまり使わないけれど、数少ないヲタ友は一生の宝です。」
「櫻井くんのことを話してる亮子ちゃんが一番素敵だと思うよ。アイドルって凄いな、イケメンな上に女性を素敵に輝かせる力まで持ってんのか。」
「田中くんだって、充分イケメンさんじゃないですか！」
「それは否定できねぇなぁ。」
イタズラっ子のように笑う田中くんにつられ、こちらまで笑ってしまう。
もしもこの人の恋人になれたら、毎日笑って暮らせるんだろうなぁ....なんてね。
「....そろそろ良い時間だな。それ食ったら行こうぜ。」
「はい、急いで食べちゃいますね！」
「別に焦らなくてもいいよ、どうせイツメンだし。」
「だからこそですよ！！お友達、待たせるわけにはいきませんから。」
「マジで良い子だな、しょっぴーの妹なのに。....いや、兄貴がアレだからしっかり者に育ったのか？」
「ご想像にお任せしますね。」
モンブランの最後の一口を頬張り、丁寧に咀嚼する。
栗最高、日本に生まれてよかった。
会計をして外に出ると、空はうっすらと赤く染っている。
こんな時間から遊びに行くなんて初めてだな....
「....俺の仲間、俺に負けず劣らずな見た目なんだけどさ。怖がったり引いたりしないでやって欲しい。」
「約束します。田中くんのお友達なら、絶対素敵な人達だと思うんです。」
やっぱり優しい人だなぁ。
田中くんは本当に仲間想いなんだね。
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まなお(プロフ) - れいんさん» ありがとうございます！私も読ませて頂こうと思います。素能家、いいですよね！教えていただきありがとうございました！ (2020年6月4日 13時) (
レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 作品名は「家族ですの。」、作者様は「ミントアップルティー」さんです。 (2020年6月4日 11時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» 私も読んでみたいので、よろしければ作品タイトルや作者様のお名前を教えて頂けませんか？ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» そうなんですね、ご報告ありがとうございます！私と同じような趣味の方がいらっしゃるということですね、仲間が増えたみたいで嬉しいです！！仮に真似だとしても、こんな駄作を参考にしていただけたということで、認められたみたいで幸せです！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 私はmmabの小説を読み漁っているのですが、このお話によく似た作品を見つけました。類似している作品の方が後に作成されていたので、真似ていたとしたらもう一つの方かなと思います。作者様があまり気にしていないなら大丈夫なのですが…一応報告させていただきました。 (2020年6月3日 20時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなお
| 作成日時：2020年1月18日 1時
