46.mg ページ46
ラウ子ナイス、マジ感謝。
やっと姉ちゃんと二人きりになれた。
最近、なんとなく避けられているような気がしていたからラウ子の気配りがめちゃくちゃ有難い。
『心底意味不明なんですけど』って顔に書いてある姉ちゃんに向き合うように立って、だけど姉ちゃんが逃げるようにベットに座ったから俺も向かい合うように勉強用の椅子に座らせてもらった。
「....なんだよ。」
「姉ちゃん、俺のこと嫌い？」
「嫌い。お節介で人の心の中に土足で上がり込んでくるような奴は嫌いだよ。」
「そっか....。でも、俺は好きだよ。姉ちゃんのことが大好き。」
「私達、姉弟なんだよ？ラウ子もそうだけど、やっぱりおかしいと思う。」
「それは俺も同感。だけどしょうがないんだよ、姉ちゃんのことを好きになったんだから。」
「....ねぇ、それは本当に蓮が思ってるような『好き』なの？姉弟としてではなくて？」
「違うね。これは『恋』だって、俺ははっきりわかってる。だからそれなりに苦しかったし、悩みもした。それでもやっぱり諦めきれなかったから、何度も姉ちゃんにアプローチしたつもり。」
「だから最近、手伝うとか言い出したり一緒に嵐見たりしてたんだ？」
「そうだよ。姉ちゃんと一緒に何かすることで距離を詰めたかったんだよ。もう少ししたらちゃんと告白するつもりだったけど、そんな時に姉ちゃんが他の男とデートする話が持ち上がってさ。....まぁ、びびったし悔しかったよね。俺がもっと早く動いて姉ちゃんに気持ち伝えていれば、姉ちゃんが他の人に心持って行かれるなんて事態にならなかったかもしれないのに....って。」
「それは....だって、そんなのしょうがないじゃん。弟にそんなふうに想われてるなんて思わないんだもん、普通。」
「あの日....一週間前姉ちゃんがフラれた日、俺本当は姉ちゃん達のことを見てたんだ。尾行....って言っちゃうとなんか物騒だけど、でもそれと似たようなことをしてた。」
「は....！？え、おい待てよ。ってことは、あの時公園で偶然鉢合わせたのも....？」
「偶然なんかじゃない。姉ちゃんが一人で泣いてたから、見ていられなくて思わず....。ごめん、勝手なことして。」
「お前マジ最低....」
「そんな最低な弟なんだけどさ。姉ちゃんのことを想う気持ちだけは誰にも負けないよ、俺。俺は姉ちゃんのことを泣かせたりしないし、一生幸せにするって約束する。....俺に守らせてください。俺の恋人になってください。」
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まなお(プロフ) - れいんさん» ありがとうございます！私も読ませて頂こうと思います。素能家、いいですよね！教えていただきありがとうございました！ (2020年6月4日 13時) (
レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 作品名は「家族ですの。」、作者様は「ミントアップルティー」さんです。 (2020年6月4日 11時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» 私も読んでみたいので、よろしければ作品タイトルや作者様のお名前を教えて頂けませんか？ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» そうなんですね、ご報告ありがとうございます！私と同じような趣味の方がいらっしゃるということですね、仲間が増えたみたいで嬉しいです！！仮に真似だとしても、こんな駄作を参考にしていただけたということで、認められたみたいで幸せです！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 私はmmabの小説を読み漁っているのですが、このお話によく似た作品を見つけました。類似している作品の方が後に作成されていたので、真似ていたとしたらもう一つの方かなと思います。作者様があまり気にしていないなら大丈夫なのですが…一応報告させていただきました。 (2020年6月3日 20時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなお
| 作成日時：2020年1月18日 1時
