diving deeper ページ8
「松潤？！ニノ？！智くん？！」
「違います。」
「違わないだろ。
ったく、
そんな姿になっても嘘つきだなニノ。
再会を喜びたいところだけど
余計混乱して整理出来ないじゃないか。」
「あー、
俺たち別に天使に生まれ変わったわけじゃないよ。」
さすが松潤。
聞かずとも俺の疑問を一つ解決してくれた。
「俺たちはね、
翔くんのお目付け役。
色々不自由だろうから協力して来いってさ。」
「そうですよ。
我々はもう最上階の人間なのに
こんな格好になって協力しに来たんですよ。」
「そうだよ、しょーくん。
自分に素直になって早く天界へ行こうよ。」
「この人早く帰って雲釣りがしたいんですって。」
「雲釣り？」
「雲に釣り糸をたらすと魚が釣れるんだ。」
「・・・・。」
「翔くん。
天界はね、とってもいいところだよ。」
「ああ。そうみたいだな、松潤。」
釣りができるってだけじゃなく
智くんの顔が生き生きしてる。
「うん。だからさ、
早く嘘を清算して天界に行こうよ。」
「嘘を清算ってどうすればいいんだよ。」
「俺もよくわからないけどさ、
翔くんが相葉くんに告白するとか？」
「ウッ！」
みんなに隠してきた気持ちがバレてるのかよ！
最悪だ！
「告白って。
おまえたちに監視されてるとわかったら
尚更行けねぇわ！」
「俺たちが来なくても
見舞いにすら行かないつもりだったでしょ。
だから俺たちは来たんです。」
「ああ。よくわかってるじゃねぇかニノ。
おまえたちがいてもいなくても俺は行かない。
ってことで。どうぞ天界へお帰り下さい。
じゃあな。あばよ。さようなら。」
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作者名：わか
| 作成日時：2022年9月30日 9時
