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new world ページ37
上層部の神様が言うには
反省を促されて落とされたあの世界で
互いを思い合って告白できなかったことは
加点であって
魂が消えることはなかったそうだ。
知らずに必死に阻止しようと頑張った3人も
加点になってたらしい。
そんな加点がどんどん増えると
俺たちは神になるんだとさ。
そんなことはどうでもいいが
天界の住人は
好きなことを好きなだけやれて最高だ。
願えば大抵のことが叶う。
だから。
俺たち５人は再びAMNOSになりたいと願った。
そして俺たちより先に天界に来てたファンたちも
AMNOSに会いたいと願ってくれてた。
雅紀と俺が天界に来たことによって
その願いは叶い、
今日。ついに。
天界でのファーストコンサートが行われる。
「雅紀、テイクオフだな！」
「OKしょーちゃん！テイクオフ！！」
愛の巣から２ケツで
雲を蹴散らしバイクでかっ飛ぶ。
今日の雅紀はいつもよりテンションが高い。
しっかりと腰にしがみつかないと
振り落とされちまうぜ。ふふっ。
役得役得。
２ケツ最高ーー！
な〜んて思ってたが。
この細い腰からは想像できない男っぽい運転に
ドームに到着したみたいだがぐったりだ。
「しょーちゃん！やばい！！
おれたち遅刻かな！」
腰にしがみつきながら辺りを見れば。
「うわぁ・・・・。」
すでにファンでごった返してる！
「すげえ・・。まだ早朝なのに
みんな早く来てくれたんだな。」
「ありがたいね！」
「ああ！」
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作者名：わか
| 作成日時：2022年9月30日 9時
