【短編集】立ち話。【実況者】

甘 アブ 子犬とツンデレ �� ページ9

※学パロ注意



「A〜〜〜！」

『げ、アブ…！！』

「ちょ、待ってよ！俺まだ何も言ってないじゃん！」

このイケメンくそやろうはアブ。
男女ともに人気があって、特に女子にはファンクラブ的なのがあるほど。
私はもっと平凡な日常が送りたいの！ファンとか怖いからほんとにこっちこないで！

『誰か！誰か殺虫剤！！』

「俺はそんなんじゃめげないからね！」

ーーー

友「アブくんいいじゃん、かっこいいじゃん、優しいじゃん、スポーツ万能で頭も良くて将来安泰！」

『…別に、嫌いなわけじゃないよ、
ただ、あんなにオープンだし、向こうは本気じゃないと思うんだよね』

友「確かにお家芸的なとこあるけど…
アブくんわざわざファン減らしてまでAおいかけるかなぁ？
はー、あんなにモテるのに本命はダメとか、アブくん可哀想に」


「ほんとだよねー、まあそんなとこも好きなんだけど！」


この声はっ…


友「アブくん！」

『うわっ…いつからいたの！？』

「うーん、Aが別に嫌いなわけじゃないって言ってたくらいからかな♪
ツンデレはこれだからもー…。」

『うるさいやっぱり嫌い！』

女子からの視線が刺さってきた。
逃げる！

ーーー

友「あ、アブくんサッカーやってるよ！」

『そうかい』


だから女子がたくさんベランダ張り付いてんのね。
アブの周りもイケメンいっぱいだしな。


まああいつのドジったとこでも見れるかもしれぬ、と思い、ベランダに出る。

友「Aってなんだかんだ見にくるあたり、ほんとツンデレだよね」

『違うよ、あいつのドジったところを…』


そのとき、周りがキャー！と黄色い悲鳴をあげた。

アブがゴールを決めたようだ。
…ほんとに万能なんだな、
私じゃ釣り合わないよ…

はっ！…私ちょっと今傾いてた！？危ない！ありえんありえん！


ア「あ、Aー！！見てた！？俺の超かっけーシュート！！」

アブがベランダの私に気づいたらしく、校庭から叫んできた。
ヤバイ女の子いっぱいいるのに！

『ごめん鳥見てた』

「えー、じゃあ今からもう1点入れるから入ったら俺と付き合って」

『え、やだ』

私はタタッと教室に逃げ込んだ。

ーーー

ファンクラブ1「…何あの子、前からアブくんになんて態度とってんの」

フ2「これは呼び出しでしょ！」

フ3「痛い目に遭わせないと、アブくんが報われないわ」


�兇紡海�

甘 アブ 子犬とツンデレ �侠�←甘 F 理性が。

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