D・A 尾崎紅葉の場合 ページ5
「ふあぁー……そろそろ私も寝ねばの」
昨日は散々だった……
気分転換(サボり)に梶井の部屋に入ったら真逆の強制で手伝いをさせられるとは思ってもみなかったわい。
〜十二時間前〜
「梶井、おるか?」
梶井「あ、姐さん。手伝って下さい」
「な、真逆ばくだ……」
梶井「手・伝・って・下・さ・い・簡・単・な・作・業・な・ん・で!!」
「ぬ、ぬぅ……」
という事じゃ……徹夜中の梶井の顔は迫力満点じゃな(語彙力)
今度何か奢らせねばの……( ˘ω˘ )スヤァ…
…………という訳で今に至るのだが
何故にマフィア内だけでなく外にも人が居らんのだ?!
しかもこの濃霧……例の『澁澤龍彦』か!!
だがしかし他の異能力者は何処へ行ったのかの?
遠くから爆発音はするが……梶井とは断定できんな。
「まぁ、ぼちぼち他の異能力者を探すしかなさそうじゃなッ…………!?」
な……殺気?!
一体何処から……!!否、場所は掴めた。
「背後かッ!!」
短刀を狙った方向に定め振りかざすと、そこには黄金の如き夜叉の姿。
「血迷ったか……?夜叉め!!」
ギリギリと刃物をかざし合い、また背後に跳ぶと夜叉は構えて向かって来る。
ギィンッ!!
「くっ……キリが無いッ!!」
異能力の分離……成程、異能力者が皆居なくなる訳じゃ
「仕方が無い!!今は逃避行じゃ!!」
一瞬隙を突いてマンホールの蓋を開け、地下道に潜り込んだ。
「……姐さん?姐さんじゃあないですか!うはははは」
暗闇からそう呼ばれ、顔を上げると何時もの奴の姿が。
「梶井ではないか!お主何をしておったのだ?」
D・A 尾崎紅葉の場合 其ノ二→←D・A 梶井基次郎の場合 其ノ四
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さくら(プロフ) - いそりはさん» ありがとうございます!!カッコイイ、でも本編では出てない文豪が皆さんに伝われ!!と思いながら書いたので嬉しいです! 中也さんは本編では自分の異能を倒すシーンが無かったので書いた次第です。 (2019年5月15日 22時) (レス) id: 1cedb7d748 (このIDを非表示/違反報告)
いそりは - 皆かっこよすぎです!!応援してます!これからも頑張ってください! (2019年5月15日 15時) (レス) id: 3b442998a8 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 沙月さん» コメントありがとうございます!中也さんはマフィアだし思い切りが良い、そんな男だと思いながら書きました! (2019年3月11日 19時) (レス) id: 1cedb7d748 (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - 中也さん…命知らず… (2019年3月11日 16時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - カゲロウ(酸性)さん» ありがとうございます!紅葉の姉様とモンゴメリは一度組ませてみたかったタッグ&かなり試行錯誤したので凄く嬉しいです! (2019年1月20日 16時) (レス) id: 62ed111f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年3月18日 23時