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Aside
朝っぱらから先生に呼び出され重い足取りで先生の元へ行くと、雑用(パシリ…？)の指示。そしてそのあと先生の口から出たのは、私の成績のことだった。
担任「嵐城、この成績はなんだ。ちゃんと授業受けてるのか？」
数学、４３点…。
赤点ギリギリ。
こりゃ呼び出されるわ。当たり前だわ(汗)
A「すいません、復習します。」
担任「このままじゃ高校内部進学すらできないぞ。」
A「頑張りまぁーす」
それくらいわかってる。
今の自分が相当ヤバいことくらい。
一瞬頭に浮かんだ高校受験という文字。
それは授業開始のチャイムによって掻き消された。
廊下にいた生徒達がバタバタと自分たちの教室に入っていく。
私も急いで教室に入った。
私立と公立の違うところは、私立は何教科かあるテストを三教科ぐらいずつに分けて受けること、土曜授業がある分、期末の後試験休みがあることとかだと思う。
で、今日は前期期末試験の答案返却日。
地獄の日だ。
まあ、これからはほぼ学校ないし、夏休みみたいな感じになるからいいんだけどさぁ、。
帰ってきた自分の答案をみて絶句。
→勉強しなきゃ！って気持ちになる。
→家に帰ってお母さんに答案を見せて雷が落ちる。
→やる気が消える。
→勉強しない。
→成績上がらない
→また怒られる
っていう無限ループ。
抜け出せないんだよなぁ。
担任「嵐城 A。」
A「はい。」
案の定成績は最悪。赤点は回避したものの、過去最低得点になってしまった。
それから大掃除をした。
A「ただいま」
母「テストはどうだったの？どうせ最悪なんでしょ？あなたは馬鹿だものね。」
A「…。これ。」
母 「はぁ。まったく」
バサっ
お母さんはテストを私に投げつけた。
振り上げられた手が怖くて、叩かれる気がして、私は体を縮こませた。
今回の成績は悪すぎる。
私は勉強机に向かった。
A「よいしょっ」
勉強道具を机に置くと、
ひらひらと何かが落ちた。
A「なにこれ。あら、、あらがく、？なんだこれ。嵐學セミナー…？」
私の机から落ちたものは嵐學セミナー(あらがく)という塾のチラシだった。
母「A。あなたには夏休みから塾に行ってもらうから。」
A「え？どういうこと？」
状況を飲み込めない私に、母は準備しろとだけ言っていなくなってしまった。
まぁでも、成績は最悪だし、行けるならその方がいいかも。
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作者名：さくら x他1人 | 作成日時：2018年8月22日 15時
