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Aside
学校に着くと、教室や廊下からおはようコールが聞こえてきた。
？「A！」
誰かに呼ばれて振り返ると、そこには幼稚園の年長の頃から仲が良い莉世が立っていた。
莉世「おはようA」
「おはよう莉世。」
昔から仲が良い莉世と私はよく話し始めるタイミングが被る。
莉世、A「「今日さー、あ。」」
「莉世先言ってい「Aが先言って「良いから先言ってって「だからー」
こうなるともう止まらない。
私は莉世とこんなくだらないことを話してる時が1番楽しい。
ずーっとこうしてられたら良いのに。
でもそんな願いは叶うことはなく、幼稚園からクラスが離れたことがなかった莉世とはまさかの中3で離れてしまい、朝のホームルーム開始のチャイムが鳴って莉世は自分の教室に戻ってしまった。
ガラガラガラ
担任が教室に入ってくる。
正委員「起立ー、礼」
皆(((おはよーございまーす)))
担任「今日は答案返却日だ。〜〜〜〜〜〜。
朝の連絡は以上。あぁ、後、嵐城、後で先生の所に来い。」
ほらでた。これがあるから行きたくないんだよ。
生徒1「ねー、またAちゃん呼ばれてる。」
生徒2「先生の雑用やってるんでしょ。」
生徒3「かわいそー。」
生徒4「でもなんかやらかしたから呼ばれてるって聞いたことあるよー」
生徒1「うわ、まじ？」
聞きたくなくても聞こえてくる陰口。
私に聞かせようとしてるのか、聞こえてないつもりなのか。
聞こえてくるたびに傷つく。
正委員「起立ー、礼」
(((ありがとうございましたー)))
はぁ、先生のとこ行くか。
こうして長い一日が始まった。
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作者名：さくら x他1人 | 作成日時：2018年8月22日 15時
