15話 ページ16
・
逃げて!、早く…!
" やだ…、お姉ちゃんと一緒に "
お願い、お姉ちゃんのリボン上げるからッ…
ほら、もう寂しくないでしょ…?
________
______
___
『…サヤカお姉ちゃん…。』
ハッと目が覚めると、一筋の涙が頬を伝った。
慌てて拭いて、机の上にあった小さな鍵付きの箱を開けた。
箱の中には上質な布でできた淡い赤色のリボンが入っていた。
私の姉、サヤカがいつも付けていたリボン。
この赤色以外にもう一つ山吹色のリボンをもっていたはずだったがサヤカお姉ちゃんは無くしてしまった。と言った
「A様…?」
不意に、相塚さんの声が聞こえて振り返るとガチャッとドアの開く音がして急いで箱を閉まった。
「あ、…ノックもせず入ってしまって申し訳ありません。」
『大丈夫ですよ、どうされたんですか?』
私が問いかけると気まずそうに目線をうろつかせ、とても言いにくそうだった。
決心を決めたのか頭を勢いよく下げた。
「て、手伝っていただいてくれませんか!
私ひとりでは手に負えないのです、
______中原様が。」
『え?』
500人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫桜 - 更新、待ってます! (2018年7月26日 10時) (レス) id: e6d0a47f92 (このIDを非表示/違反報告)
誘宵(プロフ) - つづきが気になります!頑張ってください(>_<) (2018年2月13日 0時) (レス) id: 5537d07d79 (このIDを非表示/違反報告)
埃 - 続きが気になって仕方がないです!更新頑張って下さい! (2017年11月27日 22時) (レス) id: 7d7c78c9aa (このIDを非表示/違反報告)
夜蜜姫(プロフ) - 更新して欲しいです。お願いします。 (2017年9月27日 17時) (レス) id: e230e4a314 (このIDを非表示/違反報告)
ももニャン(プロフ) - 初恋抹茶さん» 更新待ってます! (2017年8月23日 2時) (レス) id: 122e18d340 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ