7話 ページ8
・
「今日はこのぐらいにしといてやるよ。」
『ッ…、二度としないで…。』
離された腕は赤い点が付いていて心臓はの音は未だ鳴り止まない。してやられるばかりで劣情にひどく駆られた。
頭の中では拒絶しているが身体は反応し熱くなり胸の疼きは止まらなくて嫌だった。
もしかして感じてるの?
こんな酷いことをされて?
その答えを全力で頭の中で否定した。違う、そんなことない。まるで気づくことに恐れを感じているようだった。
「もう遅せェし寝るか。
____もう少し寄れ。」
『え?、何言ってるんですか…自室に戻ってください。』
めんどくせェ。と短く返され無理やりベッドに侵入するため逃げるが後ろから抱きしめられ阻止された。
中原さんのお部屋お隣なんじゃ…
「どこ行くんだよ。」
『他の使ってない部屋に行きます。
離してください、苦しいです。』
絡められた腕を離そうとするも離せずさらにはそのままベッドに一緒に倒れ込む始末になった。
『離してくださいッ、なんで一緒に寝ないといけないんですか!?』
「あ゛?、別にいいだろうが俺の家なんだから俺がどこで寝ようと勝手だろ。
_____人肌が恋しいんだよ。」
思わず息を飲んでしまった。
あの荒くれな中原さんから思いもよらぬ発言にどう反応していいのかもわからず静止した。
次第に寝息が聞こえ、私もトロンとしだしまぶたが重くなった。
こうやって誰かと一緒に寝たのは
まだ、本物の家族と一緒に楽しく暮らしていた時以来だった。
500人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫桜 - 更新、待ってます! (2018年7月26日 10時) (レス) id: e6d0a47f92 (このIDを非表示/違反報告)
誘宵(プロフ) - つづきが気になります!頑張ってください(>_<) (2018年2月13日 0時) (レス) id: 5537d07d79 (このIDを非表示/違反報告)
埃 - 続きが気になって仕方がないです!更新頑張って下さい! (2017年11月27日 22時) (レス) id: 7d7c78c9aa (このIDを非表示/違反報告)
夜蜜姫(プロフ) - 更新して欲しいです。お願いします。 (2017年9月27日 17時) (レス) id: e230e4a314 (このIDを非表示/違反報告)
ももニャン(プロフ) - 初恋抹茶さん» 更新待ってます! (2017年8月23日 2時) (レス) id: 122e18d340 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ