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15話 ページ16




『おはようございます。』


「おはよう、ねぇ国木田くーん今日は真面目に来たから褒めて〜」



「うるさい!さっさと仕事しろッ。


済まないなA、大変だっただろう…。」




『あ、…いや大丈夫です。』




いつもは定時に来てないと分かり、矢張りそこは変わらないな…と思った。


置くからお茶をお盆に乗せて給湯室に出てくるナオミさんがいたため挨拶すると、笑顔でこちらに寄ってきた。



「おはようございます、Aさん。

矢張り、お兄様が言ってたとおりお肌が綺麗ですのね〜」


「ちょ、ナオミ…!そんな…一言も…。」




後ろから近づいて来る谷崎さんに見事にパンチを決めながらナオミさんは私の手を取った




ポートマフィアでは部屋に閉じ込められて、みんなに囲まれてこんなに笑顔で話しかけてくれる人なんていなかったからつい頬が緩んでしまう。






___コンコンッ




不意に入口のドアからノックが聞こえ、ナオミさんが「誰かしら…?」と言いながらドアの方に向かおうとしていた。




「いや、私が出るよ。」



太宰さんが神妙な顔をしてナオミさんの代わりに向かった。国木田さんは私とナオミさんを後ろに誘導し手帳を取り出した。





ゾクッと嫌な感覚が襲う




太宰さんがドアノブに触れた瞬間見えない速さでドアを開けた。





「よォ、青鯖…


元気にしてかァ?」




「この通り、元気にやらせてもらってるよ中也。




_______なんの用だい?」






『ッ、中也…さん。』





「A、伝言だ






____3日後、首領と手前ェ二人っきりで会談してもらう。



安心しろ、異能力禁止、攻撃禁止と言う条件が付いてある。」






会談_____?



お父様と私で二人っきりで?





無理だお父様はきっと




私の心を潰しにかかる


二度と逆らえないようにされてしまう。






「断れば、遠慮なく襲撃させてもらうぜ。




考えろ、どっちが手前ェのためか。」






じゃあな、と中也さんは出ていった。


私はその場に崩れ落ちた




どちらが私のため?







決まってるじゃない____。







『会談…しない…とみんなが危ない…!』




これさみんなを巻き込んでしまってはイケナイ守らなくちゃみんなを_____。

16話→←14話 ポートマフィアside



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にろりん - 遅くなり申し訳ございません。改めて完結おめでとうございます!毎回楽しみに読ましてもらいました。新作も見ます!絶対!! (2017年5月4日 20時) (レス) id: 3b726ac26d (このIDを非表示/違反報告)
松木小春(プロフ) - 完結おめでとうございます!森さん落ち楽しみです! (2017年5月2日 23時) (レス) id: e4578cb5fe (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 完結おめでとうございます!新作楽しみにさせてもらってます!! (2017年5月2日 22時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
初恋抹茶(プロフ) - 沙羅さん» ありがとうございます!新作の方は森さん落ちにしようと思うのでよろしくお願いします! (2017年5月2日 20時) (レス) id: 8f432b42ce (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - お疲れ様です!!そして完結おめでとうございます!最後は納得の終わり方でした……泣きました(^^; 新作、お待ちしております(o^^o) (2017年5月2日 20時) (レス) id: b15e900c6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:初恋抹茶 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年4月9日 15時

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