プロローグ ページ1
僕の隣に居る幼馴染みは、
_____幽霊だ
妖怪、ではなく普通に幽霊だ。
そんな幼馴染みは、本当に幽霊かと思うほどとても元気で、とても明るい。
僕より一段と頭が良く、そして会話も弾む。
それでも彼女は幽霊だと。たまに実感する時がある。
それは彼女が眠るときだ。
睡魔が近寄ってくると、彼女の足は段々と薄くなっていき、
最後には完全に寝たあと、肘まで薄くなっているのだ。
僕はそれをただ、目を背けることしか出来なかった。
そもそも何故彼女は幽霊になったのか。
そんなのは簡単である。
典型的なジサツだ。
親にそれを聞かされた瞬間、真っ先に親を疑った。
耳ではなく親だ。
なんて最低な息子を持ったんだろう、とその時僕は他人事の様に思った。
でも、事実は事実で。翌日、彼女のお葬式が開かれた。
あまりにも重すぎる事実で、その日僕は家に寝込んだ。
親はまたいつも通り仕事で、家には僕以外誰も居なかった。
シーンと静まり返っていた部屋に、もう聞こえはしない一つの明るい声が聞こえた。
『トウマ。私幽霊になっちゃった』
そう言い、無邪気にヘヘ、と笑った彼女を、今も忘れないだろう。
っと、これが(幽霊になった)彼女との出会いだ。
『トウマ！起きて起きて！学校遅れちゃうよ！』
そう言いながら、ゆさゆさと、僕を揺さぶった。
たとえ幽霊だとしても、僕にだけは触れられるらしい。
その逆も然り。
そのことを聞かされた僕は、不謹慎だけれど優越感に浸った。
彼女は僕だけのモノだ、って。
そう思った数秒後、子供みたいだなって一人笑ったっけ。
そのことを知らない彼女も、可笑しかったのか眩しいくらいに笑った。
ト「おはよう。A」
そして今日も。彼女は笑うんだ。
『うん！トウマ！』
.
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ルフレ - 天然杉=出来杉？？ですかね？？ (2018年8月14日 3時) (
レス) id: cb7b132aff (このIDを非表示/違反報告)
朔平 - 地炎 美羅さん» 見ましたよ！電柱に乗ってるのってどのアニメでも何故かかっこいいっすよね((( 設定(良い意味で)俺と似てなくて、もう驚いてしまいました((( これからも、頑張って下さい。 (2018年7月6日 17時) (レス) id: 026649ee7c (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - 朔平さん» 設定しか似てないと思いますので安心してください！！ (2018年7月6日 11時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - 朔平さん» 初めに貴方に「似た作品を作る」って言いましたね。作ったのでよかったら見てください (2018年7月6日 11時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 - 朔平さん» 同じ学校なんですね！いいな〜、私学校に妖怪ウォッチのお話できる人いないんですよ！ 良かったです！心広いんですね！そんな感じします！ (2018年7月2日 16時) (レス) id: a5a8a180ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔平 | 作成日時：2018年6月30日 18時
