占いツクール
検索窓
今日:32 hit、昨日:133 hit、合計:10,100 hit

No.65 ページ16

.



「つまり、轟くんのことを考えていると心の声が聞こえないっていうのと、不意打ちで轟くんにふ、触れられると過去が視えないってことだよね?」



「ちょっと緑谷ってばウブすぎ!でもその話もっと深く聞きたいー!」



「ま、まずは感宮さんの個性制御の仕方からやで、芦戸さん」





私の周りで盛り上がる三人だけど、私は内心轟くんが帰ってこないかヒヤヒヤしていた。


こんな話聞かれたら絶対に轟くんの顔を見ることが出来ないと思うから。





「じゃあ轟くんに触ってもらう練習したらいいんちゃうかな?」


『私もそう思って頼んだんだけどね』


「頼んだん!?すご…」


『いや、髪撫でるくらいだよ?!でも、意識しすぎて意味なかった…』






好きな人にすら触れられないなんて、私の個性はなんて悲しいんだろうと実感する。


もし、轟くんと結ばれなくて…いや結ばれるなんておこがましいことは思っていないけれど、将来誰かと一緒になれた時、触れられないと知ったら幻滅されるだろう。





そんなネガティブに考えても、気づかぬ間に頭の中は轟くんになっていて。私の個性に理解してくれているけれど、きっといつか呆れられるに決まってる。





はぁ、と溜め息を吐くとタイミングが良いのか悪いのか轟くんが教室に戻ってきた。






「A、買ってきた。今日はお前の好きなたまごサンドイッチあるぞ。あれ、売り切れやすいな」


『はぁ…』


「轟、あんた罪な男だよね〜」


「は?」


「感宮さん、頑張ろ?」


「き、気にしないで轟くん!ご飯食べよ!」






煽る芦戸さんは知らんぷりするとして、慰めてくれる麗日さんとフォローしてくれる緑谷に感謝した。

No.66→←No.64



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
125人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空涼 | 作成日時:2019年7月12日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。