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「しょうがないな、」と彼についていくと後ろから龍我ちゃんの「あの二人って付き合ってるの？」という純粋な声が聞こえてバッと振り返って否定しようとしたら、優斗も同じように振り返って「違うよ！」「おう！」という声が被った。
飛「息ぴったり！」
雄「うるさいな！」
龍「・・・♪」
なぜか目をキラキラさせてニコニコの龍我ちゃんに「違うからね！」と否定すると、何故かその隣にいた作間くんと目が合った。
作「・・・、」
「・・・」
ユラッと揺れたその瞳は、すぐさま逸らされて。
やけに目が合うなと思って苦笑いしてると、「A、行くよ！」と優斗に再び腕を取られた。
玄関を出て、「どこに行くの？」と優斗を見上げると彼はキャハッて笑って家と反対の方向に歩き出そうとしてた私の両肩を掴んで「こっちでーす」って自分の家の方向に私を誘導する。
「え？ご飯いかないの？」
優「というのは、嘘でぇ〜」
俺んちでご飯作って♡と私の隣で楽しそうに笑う優斗。
優「材料ならあるし、ほら・・・昔みたいにさ？」
「・・・まあ、いいけど。」
本当しょうがないな、と優斗のお願いを聞いて家に上がる。
お互いの家はお互い通い慣れてしまった。
優斗の親もうちの親も共働きで、いつも家にいないし私と優斗が高校生で雄登が中学生だった頃はよく3人でどっちかの家で一緒に食べてた。もちろん作るのは私。
大学生になってお互い忙しくなって暫くなかったけど、使いなれた彼の家のキッチンに立つ。
「時間ないからカレーにするね」
優「はーい」
Aが作るならなんでも〜と楽しそうな声がして振り返ると案の定彼はソファーに踏ん反りがえって楽しそうに私を眺めていた。
優「Aがキッチンに立ってると落ち着くわ」
「そう？」
優「そのエプロンもさ」
「何？」
優「いや、久しぶりのAだなって」
「ふふ、何それ」
優斗の目尻に思いっきりシワが寄って嬉しそうな顔をする。
「ねえ、A〜？」って私を呼ぶから、コンロを回しながら「ん〜？」って返事。
優「俺と結婚しよ」
「・・・(笑)」
またそれ？と笑うと優斗はムッとして「本当だってば！」って声をあげた。
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ゆっきん☆(プロフ) - お話、ワクワク、ドキドキしながら、読ませてもらっています。続きが気になって途中で中断しなくちゃいけないときは早く続きが読みたくてソワソワしちゃいます。めちゃんこ、面白いです！！ (2021年10月10日 20時) (
レス) @page49 id: 6a5a4dc15b (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - あらんですよね、？笑 (2019年5月24日 17時) (レス) id: 56d3701af2 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 大好きすぎます！らぶはうすからずっと愛美さんの物語を読ませて頂いていますが、カラクリが見えていく感じも、心情が繊細に描かれている感じもすんごく好きです！楽しみにしています！！ (2018年11月18日 0時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき音 - 面白くて一気読みしてしまいました〜！作ちゃん沼に落ちてしまったお姉さん（笑）なので自分と重ねて見てしまいます…更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年11月16日 18時) (レス) id: 2587946e14 (このIDを非表示/違反報告)
chii(プロフ) - 更新停止されちゃったのかと思って、1ヶ月前から毎日チェックしてました！！おひさしぶりです、！はやく続きよみたくてうずうずしてます〜 (2018年10月30日 20時) (レス) id: 130f1a370d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛美
| 作成日時：2018年8月17日 0時
