4 誠凛高校と試合…ですか。 ページ6
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武内:練習試合の相手が決まった。
おぉ、と歓声が沸きあがる。
私たち一年生が入ってから初めての練習試合だ。
マネージャーの私も、わくわくしつつ、相手の高校名を聞く。
武内:相手はだな…。誠凛高校だ。
森山:あの新設校か…。
聞いたことがある。
設立一年にして、バスケ部はかなりよい成績を残しただとか。しかも、そこのバスケ部の創設者は、あの無冠の五将の…ってか私の先輩の
A:木吉、鉄平…。
笠松:お前、知ってんのか?
A:えぁっ?あ、ハイ…。私、照栄中だったので…。
笠松:ほぅ…。あ、イヤ、なんか悪ィ…。
笠松先輩は、真っ赤になって、目を背けちゃいました。可愛らしいといいますか。
黄瀬:だったらAっちのほうが可愛い…あふぇっ?!
………。
あの。
記憶が正しければ。
今、彼は私のことを名前で呼んでくれましたね?
しかも、彼が認めたらつけるという「〜っち」も付いてましたよね?
え。
黄瀬君は、何故か頬を赤らめてこう言いましたよ。
黄瀬:じ、実は、名前で呼ぶのなんて恥ずかしかったし…。前々から、Aっちのまとめる力みたいなのは尊敬してたし…。み、認めてやるっス!
なんて、子供みたいな言い方しちゃって…。
小堀:前からすげーなーって言ってたじゃないか。
黄瀬:小堀せんぱぁい!
A:クスッ…。
私は、彼らのやり取りを見て、ついうっかり笑ってしまいました。
いつまでも、この笑顔を見ていたい。
そのためには、練習試合に向けて、しっかりメニューも考えて、
「一番上」
目指さなきゃですね。
誠凛高校と試合…ですか。 Fin.
5 き、気になってなんか…ないっスよ! 黄瀬Side→←開始早々すいません…。
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作者名:歪 | 作成日時:2013年4月4日 21時