3 もう入部の時期…ですか？ ページ4
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早い。
あと一週間もすれば、入学式から一ヶ月経つんです。
その間の部活動は、仮入部という形で、自由に見学。
でも私は、この海常高校の�狠忙勠瓮丱好栄瑤貌�りたくて…
え？女子なのに男子バスケ部に入れるのか？
私は、この男子バスケ部でマネージャーを務めたいんです！
黄瀬：へぇ〜。君、バスケはやらないんスか？
A：勿論、たまにはやりたいな、と…。
それより、私少し気になるんです。
なんで黄瀬君。貴方は私の名前を知っているのに「君」と呼ぶんですか。
まるで他人みたいじゃないですか。いや、実際何の関係もないんですけどね。
黄瀬：あ、入学式の日のこと忘れたんスか？
うっ。
A：わ、忘れるわけないじゃないですか！
黄瀬：そうっスよねー♪忘れたなんて言わせないっスよ♪
なんで君はこういうときにＳっ気を出すんですか。楽しそうに顔をほころばせて…！
モデルって、みんなこういう性格なんでしょうか。
ま、私には到底関係のないことですが…。
笠松：おい、加藤！
A：あ、ハイ！
今、私を呼んだ人が、海常高校バスケ部の主将、笠松幸男先輩。
黄瀬君曰く、仮入部で分かったことは「熱血漢」で、女の子が大の苦手。
笠松：あー…まぁ、マネージャーやってくれんのは本当に助かる。だが、マネージャーもプレイヤーを支える身になるわけだから、中途半端な仕事はやめてほしい。
A：それは百も承知です。マネージャー、頑張らせていただきます。
森山：可愛い女の子連れてきたな、黄瀬。よくやった。
森山先輩。イケメンなんだけど、女の子とのコミュニケーションがどうのこうので、いつも失敗しちゃって、残念なイケメンって呼ばれているだとか。でも、普通にカッコいいんですよ？
笠松：黙れ。
笠松先輩の蹴りがヒットしたところで、監督が来た。
武内：そろそろ本入部が確定する。というわけで、今ここにいる一年、入部用紙が欲しいヤツ！
黄瀬：ハi 武内：お前はバスケ部確定だからな。
黄瀬：せめて最後まで言わせて欲しかったっス…。
子犬みたい。可愛い面もあるじゃないですか。
でも、私が一番好きなのは、そんな姿じゃない。
必死で、夢中になってバスケをしている君に、いつの間にか惹かれていました。
もう入部の時期…ですか？ Fin．
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作者名：歪 | 作成日時：2013年4月4日 21時
