11 まだ始まったばかり ページ13
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A:黄瀬君、どれくらいなんですか?
黄瀬:…(´д` )ハァ
A:え、えっ?
黄瀬:Aっちに比べたら、多分…イヤ、絶対足元にも及ばないっス。
A:それはありませんよ…(汗
話をしながらシュート練習をしていると、始業のチャイムが鳴り、私たちは走って教室へ向かう。
-----------教室
黄瀬:間に合ったぁ!
A:ギリギリ、です、ね…!
黄瀬:大丈夫っスか?流石に急がせすぎちゃったっスかね?
A:い、いえ…大丈夫です…。
何せ、久々に全力疾走、なんてしたものですから、息が上がってしまって。
しかも黄瀬君早すぎます…。追いつくのが精一杯です。
黄瀬:イヤ、女の子で俺に追いつけるとか逆にすごいっスよ?
A:あ、すいません…。
黄瀬:謝ることないっしょw
黄瀬君は、いつもみたいにキラキラの笑顔を見せて、私の斜め右後ろの席に着いた。
男子生徒1:おはよ、黄瀬。お前、加藤と仲よかったっけ?
黄瀬:何スか、その言い方w普通にしゃべるっスよ?
女子生徒1:もしかして付き合っちゃってたりするの?って、まさかねw
黄瀬:早すぎるっスよw
いいなぁ。
みんなとあんなにフレンドリーで。
私も、あの輪の中に入ってみたいな。
奥手で、引っ込み思案で、何もできない私にはそんなことできなくて…。
そんなことを考えていると、チャイムが鳴った。
先生が引き戸を開けて入ってくる。
そしてまた、あの長々とした話を聞く。
夏の始まりを告げる風が、窓から吹きぬけて私の髪を靡かせた。
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すいません、全然更新していなくて…。
私は黄瀬の姉で帝光中バスケ部の姫様でした。のほうで、黄瀬君の誕生日ショートストーリーを書きました。
よろしかったらお読みください。
あぁ、受験なんてイヤですぅぅぅ…。(´□`。)゜゜。
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作者名:歪 | 作成日時:2013年4月4日 21時