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おやすみなさい。おばけ怖い。 ページ11

それから、皆とおしゃべりしたり、近所を案内してもらったりしてあっという間に1日をすごした。

高校への通学路も確認できたし、大体の建物の把握もできた。

家に帰る時はもう夕方で。

さとみくんの美味しいご飯を食べることが出来て、幸せな1日だった。


時刻は深夜0時過ぎ。

「僕、明日録音あるからもう寝るわぁ。」
ころんさんがそう言ってリビングを出ていった。

「俺も明日ご飯当番やから寝る〜」
「ええ〜、明日の朝ごはんジェルくんなの〜?」
「なんや莉犬、文句あるなら食わんでええよ?」
「だってジェルくんのご飯馬鹿みたいに多いし味濃いんだもん!」

じゃあ俺も〜と皆が自室へと向かう。

「Aちゃん、俺の部屋隣だから困ったことあったら駆け込んできていいからね。」

「ありがとうございます!」

さとみくんが声をかけてくれた。
一応、世の中を1人で渡ってきたわけだから頼ることとかないと思うけど。
気にかけてくれたことが素直に嬉しかった。

部屋に入って電気を消す。
明日は何時に起きようかとか今日のご飯美味しかったなとか色々考えながら眠りについた。


「んっ……」
ふと、目が覚めた。
部屋の明るさからしてまだ朝ではないだろう。

とりあえず時間を確認したくて体を起こそうとする。
「…っ」
体が縛られているみたいに重たくて動かすことが出来ない。
これは、世にいう金縛り!?

起き上がろうと奮闘すると、ふっと体が軽くなった。

起き上がって、ぼんやり窓際を見る。

カーテンの隙間から覗く月が透けた人影がひとつ。

ツゥっと背中に嫌な汗をかく。

あれはやばい。人間じゃない。
お化けだ。いや、人間だとしても怖いけど。

とりあえず焦って部屋を出た。

ドアにもたれかかってふぅっと息を吐く。

ドアを開けた瞬間、目の前にいたらどうしよう。
このドアが開いて、追いかけられたらどうしよう。

とりあえず怖くてたまらない。

「にゃぁ」

どこかで猫が鳴いた。
ビクッと肩が跳ねて、振り返ることすら出来なくなる。化け猫かもしれない。

私食べても美味しくないですよ、!

半泣き状態の私は、さとみくんのお世話になることにした。

隣の部屋へ、ノックもせず駆け込んだ。
非常識だとは思うけど緊急事態だから。

「あ、の!さとみくんっ!」

「……んぁ?」

ベットに横たわっていたさとみくんが、ピクリと反応した。

人違い、マジでごめんなさい卍→←くん付けって意外と緊張しますね。



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(・ω・三・ω・)フンフン(プロフ) - あれ?終わっちゃった? (2020年2月29日 19時) (レス) id: 1eed865d70 (このIDを非表示/違反報告)
- これって完結しちゃったんですか? (2019年4月17日 18時) (レス) id: 68d4b88e6d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃにぽん(プロフ) - あろんさん» 了解です!リクエストありがとうございます! (2019年3月12日 20時) (レス) id: ea06f6d734 (このIDを非表示/違反報告)
あろん - 面白いです!リク良いですか?ころんくんが、主にお酒飲ませて、2人でイチャイチャしてほしいです!! (2019年2月25日 11時) (レス) id: a27ddc237a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃにぽん(プロフ) - いちさん» リクエストありがとうございます!書かせていただきます! (2019年1月29日 20時) (レス) id: ea06f6d734 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃにぽん | 作成日時:2018年10月30日 16時

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