【あんスタ】幼馴染はいつも噂をされている part2

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その日も、いつも通りに農作業をやっていた。


と、この辺では見かけない、真新しい車が畑の前で停まる。


「あの…！？」


…まさか。


なんでこんなところに？


「おっす☆久しぶりだな」


車から降りてきたのは、まぎれもない、千秋だった。


「え、なんで…仕事は？」


「今日は休みだ」


「ごめん、今泥だらけだから」


そう、今の私はあまり見せたくないぐらいに泥をかぶっている。


「いや、大丈夫」


何も大丈夫じゃない。私が。


「それより、聞いてほしい事があるんだ」


「…何？」


気のせいか、千秋の顔が赤い気がする。


「…仕事も安定してきたし、それなりの収入もある。だから、その…


　今日はお前を迎えに来た。結婚しよう」


最後は千秋らしく、真っ直ぐにぶつかってきた(物理)。


「ちょ、痛いし汚れてるから！あと熱い！！」


ちょっと待って結婚て…頭が追い付かない。


「私、超我が儘だよ」


「ああ」


「言いたいことはたくさんあるくせに、素直になれないひねくれ者だよ」


「ああ」


「…それでもいいんですか？」


「当然だ。そのためだけに、頑張ってきたのだから」


…なんていうか、なんなんだろうほんと…。


昔、別れ際に交わしたあの言葉。


必ず迎えに行くという約束を、今、実現してくれた。


ありがとう、千秋…。


「これから、よろしくね！」


涙があふれてしまって、上手く笑えてるかなんてわからないけど。


今までの後悔や苦難を思えば、本当に長かった。


本当にありがとう、千秋。そして、これからもよろしくね。


＿TRUE END


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


今回を以って、最終話となります。
ここまで読んでくださってありがとうございます。

さて、次は何を書こうかな。

もしかしたら、ヒロアカかもしれないし、あんスタかもしれない。

ですが、できましたら新作の方もよろしくお願いします。

それでは！以上、水猫桜でした！！

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