【あんスタ】幼馴染はいつも噂をされている part2

番外編１　失恋 ページ22

…よかった。無事、お互いに想いを伝えられたみたいだね。


ま、それだけで満足されちゃ俺も困るんだけどねぇ？


絶対幸せになってくれないと俺が浮かばれないでしょ〜？


にしても…はあ…。


連絡先ぐらい聞いとけばよかったな。


今までだってそんなに話したことはなかったけど、もう二度と会えないと思うと後悔で頭が埋め尽くされる。


「泉ちゃん、最近おかしいわよ？どうかした？」


なるくんか。


「べっつに〜…」


「わかった！失恋ね？」


「は？な、なん…」


なんで知ってんのぉ！？


まさか、かおくん…は、ないかな。なるくんとかおくんに関係性が感じられない。


「…あら、冗談だったんだけど」


「へ？」


「セッちゃん、失恋したんだ…。ゆうくん？」


「ふむ。それなら既に失恋して…いだだだ！！いだいれすっ！！！」


「このクソ生意気なガキが。こうしてやんないとわかんないみたいだねぇ！？」


「んもう、泉ちゃん！大人気ないわよ〜」


「うう"っ…鳴上先輩いいい…」


ったく、なんなの、こいつら…。


「ま、でもたしかに。初めて恋をした女の子みたいな顔してたものね、最近」


「…なんか、それ前にも言われた気がするんだけど」


「あら？アタシそんなこと言ったかしら…？」


…ああ、思い出したかもしれない。


「うっちゅ〜☆お？どうしたセナ？なんか浮かない顔だな？」


そう、今は失恋に落ち込んでる場合じゃない。


それに、応援するって決めた。なら最後まで見届けてやるべきなんだ。僻んだって仕方ない。


「レオ(・・)くん。さっさと練習はじめよう」


(おや、瀬名先輩…今、leaderを名前で…)


俺の幸せはここにある。たとえ恋が実らなくとも、この馬鹿の横にいて、こいつの歌を聴けるだけで…俺は、世界の誰よりも幸せなんだと感じる。


「そうだ！最近のセナを見て一曲作ったんだ！」


「…なにこれ、失恋ソングじゃん…」


やっぱり、幸せではないかもねぇ…。




END＿


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話中のセリフは追憶イベでのセリフですね。うう、あれは辛かった…！(知らない)


瀬名くんみたいな子がいたら絶対惚れますよね。

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