【ゼル伝BotW】青い空に恋焦がれる【リーバル】 (ページ3)

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第２話ページ3

無事、地上に降りられました
けど、私とこの人はゼェ…ゼェ…と疲労困憊状態です

「し、しぬかとおもった…」

「それは…こっちの台詞だよ。僕の首を締めやがって…っ」

あまりのスピードに私はこの人の首に必死に捕まっていました。はい。
そのせいで首が締まってたみたいだけど、さっき馬鹿にした仕返しができたから良し！

「－－おーい！」

遠くから声が聞こえた

私は息を整えながら声のした方に向くと

青い服の青年

アラビアンな服装をした女性

イルカみたいな女の子

大きくて丸い男の人

………ん？明らかに下二つの人おかしくない？？

いや、青い服の人もよく見たら耳が尖ってる！！
それによく考えたら鳥の人もおかしいよ！

え？どういうこと？？

でも、鳥の人は呼んでいた人達に話しかけている
何の疑問も持たずに

今私の目に入るものすべて見たことがない…いや

"現実には存在しない架空のもの"

が正しい

夢…

そう、夢だよ

…夢に決まってる

－－でも、もしそうじゃなかったら

最悪な考えを巡らせる
そしてその最悪な結論が出る前に

－－私は意識を手放した

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

希望か絶望か

お前がもたらすのは

果たしてどちらか…

「－－んぁ…？」

なんか、変な声が聞こえたような…気のせいかな

Aが目を覚ますと、見慣れない天井が目に入る
先程聞こえた声が何なのか気になったが、それよりも目の前に入った光景にまどろみを帯びた脳が一気に覚醒し、ガバっと体を起こした

「あれ！？え！？ここどこ！？？」

さっきまで外にいたはずなのに…

混乱している彼女のところに、ドアを開く音がしてそこから金髪の耳の尖った女性が現れた

「あ！目を覚ましたのですね！」

「！？えっと…」

「気分はどうですか？急に倒れられたので…」

「倒れた？？」

「そうです。だから、このハイラル城までお運びしたんですけど…」

目の前の女性が心配そうにAを見る
Aは彼女の発した言葉に目を見開いていた

「ハイラル城？え、ここ日本じゃ…」

「？ニホンとは…」

「…すみません。一つ聞きたいのですが…ここの国名はなんですか？」

Aが日本と口にしたとき、女性の反応が気になり疑問をぶつけた

女性は困ったように笑うと当然のように答える

「おかしな方ですね？ここは"ハイラル"ですよ？？」

最悪な結論が確定してしまった

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