#7 ページ7
さっき、屋上に行ったのも実は自分の足が勝手に屋上に向かった
という言い方はおかしいが、これは本当
『あ、ICU行かないと…。』
何故か、屋上に行った時と同じように足がICUへと向かっていた
少しずつだけれど、記憶がなくなってしまった過去がパズルのピースのように1つずつはめられているような気がした
ICUに行くと、そこには白石先生と灰谷先生がその隣に藍沢先生と横峯先生がいた
藍沢「何を躊躇している。
肋間の上で思い切って開け。
何度もやれば出血が増えるだけだ」
横峯「…はいっ!」
藍沢「早くしろ」
一番、私の耳に入ってきたのはやっぱり藍沢先生と横峯先生。
夢中になっていつの間にか見ていた
でも、嫌な予感しかしなかった
ぐちゃっ
『あ……。』
藍沢「……お見事。
皮下組織に命中だ」
横峯「…すみません…できませんっ」
私の勘が正しかったかのように嫌な予感が的中してしまった
藍沢「現場でもそうやって匙を投げるのか。
ドクターヘリでは医者はお前1人だ
隣でいちいち教えてくれる指導医はいない
お前が失敗すれば患者は死ぬし何もしなくても死ぬ」
横峯「……や、やります。」
藍沢先生は横峯先生を一人前の医者に育てたいとはわかる
けれど、ちょっと厳しすぎなのではと思いながら、ICUにいる患者の様子を見て、私は医局に戻ろうとしたけど
『…………っ。』
少しだけ目眩を感じたけれど、
気づかないふりをしてそのまま医局へと戻った
182人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ティラミス(プロフ) - はじめまして!コメントの返信、遅れてしまってすみません。読んでいただき、ありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします。 (2020年5月16日 21時) (レス) id: e419a3644d (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - はじめまして(*^^*) 面白そうで読みました!更新楽しみに待ってます♪ (2019年8月17日 10時) (レス) id: b03705665b (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - Miraiさん» そう言っていただけて嬉しいです!更新待たせてしまってすみません。これからも応援よろしくお願いします! (2019年8月11日 14時) (レス) id: 24ff233a5e (このIDを非表示/違反報告)
Mirai(プロフ) - すごく面白いです!いつも更新まだかなーって楽しみにしています! (2019年7月29日 16時) (レス) id: e75f75ab25 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ