表参道高校合唱部！～現れた光～ (ページ11)

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宮崎くんという子の家に辿り着くと宮崎くんのお母さんが家の中に通してくれて、宮崎くんのお部屋の扉前まで私たちは行くことができた

真琴「私、香川真琴っていいます！宮崎くんと同じ合唱部。今、合唱部は廃部の危機なんです。部員があと3人必要で…今5人でなんとか頑張ってて…でもあと1ヶ月しかなくて…」

真琴が扉の前で一生懸命話しかけてる様子を見る私と快人くん

真琴「事件のこと、聞きました。同じクラスの桜庭くんにも聞いて…宮崎くんは泥棒なんかするやつじゃないないって言ってて…庇ってやれなかったってすごく後悔してて…」

バンッ！！

ドアを叩いたのか、すごい音が鳴った

その時、宮崎くんのお母さんが現れた

宮崎母「友達が来たのが初めてで…佑も…戸惑っているのかも」

「初めて？？？」

真琴「え？一度も？？誰も来てないんですか！？合唱部の誰も？」

宮崎母「本人はまだ、歌いたんだろうけど…食事の受け渡しはドア越しだし、お風呂は…私たちが寝た後、夜中に入っているので…顔は見れないけど、声は聞こえるの。」

全員「…？」

宮崎母「お風呂で…歌っている声が。」

〜

宮崎くんの家に行った後の帰り道、

3人並んで歩いていた

真琴「どんな声で歌ってるんだろう？泥棒なんてしてないんじゃないかな？」

「私は泥棒なんかしてないと思う。」

快人「でも本人が何も言わないんじゃ認めたようなものだよな」

「まぁ、そうだけど、、。」

カシャッ

そのとき、後ろからシャッター音が聞こえた

「え？」

真琴「お母さん！？」

真琴母「三角関係？」

真琴「私は違うから！」

「誤解ですよ！」

〜

真琴・快人・貴方

「「「いただきます！」」」

真琴の家でありながら叔父さんのお店であるそば屋にお邪魔して蕎麦をいただくことになった

「美味しい！！」

快人「うまっ！！」

真琴母「快人くんとAちゃんも合唱部なの？」

快人「僕は帰宅部です」

「いえ、私は転校してきたばかりで何も決めてないです」

真琴母「そうなんだ！」
快人「お母さんは、うちの卒業生なんですよね？」

真琴母「そうなの！それで合唱部だったの！」

「親子揃って合唱部なんですね！」

真琴母「そうね！」