【ウォルピスカーター】彼との日常【歌い手】

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これ社長に電話した方がはやいわ






電話をかければ数コールで繋がった





『お疲れ様です、はなです』







「あぁ、はなお疲れ様。どう？そっちでは上手くやれてる？」







『いや、ちょっとそれは後回しで、ネットの記事どう言うことですか？なにが起こってるんですか！？』






「あら、知ってたのね」







社長の言うことには私がパリに行った3日後くらいにいきなり報道が出たとのことだという






事務所側からは 全て本人に任せています とだけ伝えたらしい






まあ、うちは人様に迷惑かけなかったらどこで何しようが自由だから全然問題ないわ、と言われ少しほっとする








『ご迷惑おかけして本当にすいませんでした。




でも、なんですぐに言ってくれなかったんですかあ』







「あら、誰も迷惑だなんて思ってないわよ？


事務所のみんな、はなたちのこと応援してるから。




それにしてもあんたいい子捕まえてるわね、かっこいいし。私、逆に安心したわ…」






社長の言葉が引っかかった






『…え、社長、彼の事知ってるんですか？』





「あ、いけない、口が滑っちゃった」





どういうことですか、と問い詰めれば社長は教えてくれた





「報道が出た後に、あんたの彼氏くんがすぐに事務所の私の所に来てくれたの。



今回の報道の件、自分が迂闊な行動してすいませんでしたって謝りにね。



うちは恋愛禁止なんでしてないから気にしないでって言ってかえしたけどね」





あ、これはなには口止めされてたんだから内緒にしててよね と電話越しに社長は笑っていた







「もし不安なら、休みとってでも帰ってきなさい。そっちで無理しないようにね」







社長との電話を終えて、少し放心状態になる







そっか、私の知らない間にそんなことが……







それにしても、ウォルくんかっこよすぎないか、なんだその行動力惚れ直すわ

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