【ウォルピスカーター】彼との日常【歌い手】

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ウォ「ただいまーー」





夜ご飯の食料を買って帰り、家の鍵を開ければいつも返ってくるはずの返事が返ってこない






あれ、はな出かけてるのかな






そう思ったけれど玄関にはきちんと揃えられている彼女の靴






ああ、これ聞こえてないだけだな







玄関の鍵を閉めたのを確認して(締め忘れたら怒られる)リビングの扉を開ければ







ウォ「あ、やっぱりだ」







ヘッドホンをしてパソコンの前に座り、こっちに背を向けて座る彼女を横目に冷蔵庫に買ったものを詰めていく






ちらっと見えたパソコンの画面は誰かの歌ってみたの動画だった







自分の歌ってみたを聞いてほしいと思ったことはないけど、はなが○○の声かっこいいとかなんて言った日には嫉妬するしかないでしょうよ







いいもん…僕の声に惚れたって言われたもん…








そんな思いでひょいっと画面を覗きみれば







〜〜を歌ってみました【提供】







これをやる人なんて一人しか知らない






僕だ






彼女の肩にぽん、と手をおけば驚いて肩を揺らすはな






『びっっくりした〜〜！！！！





ごめん、帰ってきたの全然気づいてなかった…おかえり』






ウォ「ん、ただいま



ところでなんで俺の動画見てるの…」







『だってウォルピスカーター好きだもん』







何か問題でも？というような顔でこっちを見られるから、もちろん僕は言い返せない






ウォ「アリガトウゴザイマス。因みにどの歌を好きでいてくれてるんですか？」






『全部好きだけどね、特にね、ウォルくんの曖昧劣情Loverめっちゃ好きなの』







あぁ、声帯炎の時に録ったやつ

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