J☆奥底の真実？ ページ5
『好きなコ』
その言葉は、思ってた以上の威力を持って俺の胸を抉った。
「いるよ？」
努めて、何でもない事のように答えてみたけど
それが通用したかはわからない。
俺の言葉に翔さんは、申し訳ないような、傷ついたような表情のまま前を見据えていた。
「・・ソイツって、A？」
ハンドルを握る手に、きゅっと力が籠ったのが見ているこっちからも解ったし、まさかのAの名前が出たのに驚いて
「は？違う違う(笑)！！ええッ？そお見える俺？！」
慌てて翔さんの考えを否定した。
俺の本気の否定に、少し安心したのか翔さんが、ふはって小さく笑って
「しょっちゅージャレ合ってっからさ。そうなのかと思った。そうだったら協力してやんなきゃなって思ったし」
「ナイナイ(笑)」
成程。それであの傷ついた顔なわけか。
・・・優しいもん、ね。
「翔さんは？いるの？好きなコ」
この流れだったら、聞いても問題ないだろうって思って聞くと
少し困った顔をしてハンドルをきりながら、丁寧に言葉を選んでるのが解った
「そーゆーのよく解んねーけど、多分・・好きなんだと思う」
カフェの駐車スペースに、静かに車が滑り込んでパーキングにギアが入る。
「おお〜！やっぱいるんだ♪女子がキャンパスにいるだけでパラダイスな男が間もなく彼女持ちになるのかあ」
「そんなんじゃねーよ。ってか、お前の好きなコってどんなヤツ？俺も知ってるヤツ？」
もっと楽しく盛り上がっていいはずの話しが、
どんどんトーンダウンしている理由に
2人して気が付いているのかいないのか。
「俺の話しなんてつまんないよ(笑)？年上の人妻だから相手」
「年上の人妻ッ？！」
流石に驚いたのか、翔さんが大声をあげた。
「そうそう。だからそれには触れないで〜(笑)」
年上の人妻なんて、知り合いにもいないけど俺の本心を伝えられるワケなんてないんだから、これでいい。
「ほら、運ぼう？」
俺等が戻ってきたのに気が付いたカズ達が、こっちへ歩いて来るのが見えたから
自分のシートベルトを外して、人妻発言に固まったままの翔さんのシートベルトにも手を伸ばした。
「！」
腰の所にある金具を外してやると、一瞬ピクンって翔さんの体が跳ねて。
複雑な表情で、俺を見る。
だから・・何で、そんな顔で俺を見るんだよ。
早く・・早くAと付き合って
幸せそうな笑顔を、俺にみせてくれよ。
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扇(プロフ) - mahiruさん» wellcom地下（※≧▽≦※）！！コメありがとうございました！本日地下発進しました（笑）キラキラの欠片もなくなってるかも・・（笑）？どうぞ宜しくお願いします！ (2016年7月8日 16時) (
レス) id: 6caab04528 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - さ〜なさん» 半年以上コメ放置してごめんなさい〜（＞＜）眩しくて眩しくて、回復に時間かかっちゃいました（嘘つけ）このたび、深海にて続編発進しましたので！是非宜しくお願い致します！ (2016年7月8日 16時) (レス) id: 6caab04528 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - たまははさん» 半年以上コメ放置してごめんなさい〜（＞＜）あの頃の翔ちゃんのビジュ大好きです！！そしてやっとやっと続編が出来ました！深海で（笑）是非是非、宜しくお願い致します！ (2016年7月8日 16時) (レス) id: 6caab04528 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - とおこさん» 半年以上コメ放置してごめんなさい〜（＞＜）まだ扇の事、覚えて手くださってますかね(;´･ω･)やっと地下発進しまいｓた！勿論愛に溢れた作品・・に、なるはず（笑）！ (2016年7月8日 16時) (レス) id: 6caab04528 (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - リカオンさん» 半年以上コメ放置してごめんなさい〜（＞＜）そうなの！あのPV見た時から、こーゆー事だよね？！って思ってて（笑）やっと続編出来ましたので、もしまだ覚えてて下さったら、是非遊びにいらしてください＾＾ (2016年7月8日 16時) (レス) id: 6caab04528 (このIDを非表示/違反報告)
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