初めてのお出かけ ページ8
「「「「太りすぎだって・・」」」」
俺以外のメンバー全員が、しょーさんを見つめて呟く。
宮城へ連れて行く許可を取った俺は、早速しょーさんを『外の世界』へ慣らす行動をとった。
犬や猫なんかのキャリーバッグはあるのに、どうして栗鼠用のはないんだよッ！と
ペットショップで憤慨したのはほんの１週間前の話しだ。
そして今、俺の手元には、20�×30�×20�のしょーさん専用のキャリーバックがある(特注)
骨組は自宅でしょーさんが使っているゲージと同じもので、動く周囲にビックリしないように
全体をワインレッドのカーテン(特注)で覆えるようになっていて、
真っ暗闇になってしまうのも可哀想だから、一部分だけをレース(最高級リバーレース使用)にしてもらった。
あの寝癖を見て以来、金網？に直に寝るのは可哀相に思えて
こっちも、テンピュールのベッド(と、言うかクッション)を作ってもらって(特注)
しょーさんの生活環境はかなり整っている。
「コイツ、ホント食い意地張ってんすよ」
ニノの言葉に、全員がそちらを向く。
「なんで？ニノちゃん、知ってたの？松潤が栗鼠飼ってんの」
「ワタシからの誕生日プレゼントですから」
何故だか偉そうに言うニノを目の端に入れたしょーさんが
『てしてしてしてしッヽ(｀Д´#)ﾉ』
これ以上ない位に足を踏み鳴らす。
「あっと言う間に飯平らげて、これ以上は太るからダメだって言ったら一晩中ゲージ揺らしやがんの」
「おま・・ッ！それで俺に送りつけてきたのかよッ！」
「潤君とだったら絶対気が合うと思ったからプレゼントしたんですぅ」
プレゼントと言う言葉をやたら強調するニノに腹が立ったけど
「まぁ・・気はあってんじゃない？この溺愛ぶりは」
リーダーがもにょっと呟いた。
「溺愛？別にそんな事ないっしょ(笑)」
普通に飼ってるだけじゃんって言ったのに、それには誰も答えてくれなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1038人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
扇(プロフ) - 神山龍平さん» こちらにも、ありがとうございます！ゆるゆるほわほわな幸せな日常を描いていきたいと思いますので、どうぞ、よろしくお願いいたします！ (2015年10月18日 16時) (
レス) id: 7f423f41ed (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - ゆうさん» 面白いですか？ありがとうございます！ふわふわでゆるゆるな日常です＾＾２でも楽しく書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします！ (2015年10月18日 16時) (レス) id: 7f423f41ed (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - とおこさん» とにかく可愛い帝王を目指しております（笑）しょーさんの行動に皆で癒されたい〜＾＾「あぁ・・」な残念さも、たまらんくなるくらい愛しいしょーさんと５人の楽しい日常、２でも書いていきますので、どうぞよろしくお願いします＾＾ (2015年10月18日 16時) (レス) id: 7f423f41ed (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - ジーナさん» お見合い、風と共に去って行きました〜（笑）２でも帝王しょーさんとゆかいな仲間たちのほわほわな日常を描いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします！ (2015年10月18日 16時) (レス) id: 7f423f41ed (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - もも＠さん» そうそう、オンナもメスもいらないのです（笑）２でも帝王と５人の幸せな日々を描いていきたいと思っています(^^♪これからもよろしくお願いいたします！ (2015年10月18日 16時) (レス) id: 7f423f41ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
