＊ ページ11
「え〜〜何それ、お茶なんて何処から出してもいいじゃんねー？」
良くねぇよ・・！！！！
温い便器に生尻を付けたまま、ウンコでもないのに個室から出られない私。
ウンコじゃないよ！！お昼を一緒に食べる為に待たせてる同僚に全力で言いたいのに、言えないまま個室に滞在する私。
・
「中田さんもKM社の誰か狙ってるんじゃないの〜？？
ミキが可愛いから負け惜しみして虐めたんだよぉ〜〜」
「え〜〜？？笑」
・
・・・きゃっきゃきゃっきゃ。水原さん達の甲高い声が、鉛の様に胸に溜まっていく。
私は仕事に私情を挟んだ事はないし。そういう態度をする人も許せないし。
それをわかって欲しくて、その重大さと大切さを心から理解して欲しくて、若い子にぶつかってきたつもりだった。
・
「ん〜〜、いい人なんだとは思うよ〜？」
え〜？ミキ人が良すぎ〜
え〜そうかなぁ？笑
「いい人」。水原さんの言葉の裏の皮肉が、悲しい程伝わってくる。
・
「けど・・ちょっとぉ
説教がオバサンくさいってゆぅかぁ〜」
・
・・・オバサン。
オバサン。・・ねぇ・・。
・
「出世も出来てないのに、なぁんか偉そうなんだよね〜〜〜」
・
・・あぁ。何にも、伝わらない。
私の声は、私を見下してる彼女達には
どうしても、歪んで、伝わってしまうのね。
・
「中田さんって結婚してないよね？」
「してないしてない。あ、なんか〜〜噂だと
櫻井さんを狙ってたのに振られたらしいよぉ？」
「え〜櫻井さん狙ってたの？マジで〜？笑」
「絶対無理だよね〜？笑」
・
キャハハ。楽しそうな女の子の笑い声が、カツカツとヒールの音を立てて遠ざかっていく。
・・いつの間にか私、櫻井を狙ってる事になってるし。
しかもフラれた事になってるし。
・・絶対、無理って。いやそりゃあ
ゲイに好きになってもらうのは至難の業でしょうね。えぇ。
・
・・・ハァ。
図太い溜息を吐いて便器から立ち上がり、ユルユルの肌色パンツを履いた。
もうきっと、ウンコじゃないよ！！って全力で叫んでも
あぁそう。って言うだけで、信じてなどくれないだろう同僚の元へ急ぐ。
・
急ぎながら、水原さんの声が胸に刺さって痛かった。
私の知らない場所で、私の陰口を言う。女子の声が、痛かった。
それが、昔の自分と重なるから・・・尚更。
・
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サクシャ(プロフ) - ルナさん» あら〜！お久でーす！(←軽い)フォローリクエスト承認させて頂きましたん♪こちらのお話もまだまだモチベあるので頑張りますね(ハァト) (2018年1月15日 19時) (
レス) id: fbf8980613 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - お久しぶりです。1年ぐらい前にTwitterでお世話になっていたルナといいます。Twitterまた再開したのでフォロリク送らせていただいきました！またよろしくお願いします。 このお話の二宮くんはほんとに何かありそうでこれからも主人公との掛け合いが楽しみです！ (2018年1月15日 1時) (レス) id: 60a38c52ed (このIDを非表示/違反報告)
サクシャ(プロフ) - K_Zさん» たまたまキャンセルが出て、タイミングよく注文が来たから、注文した翌日に配送されたんでしょうねぇ・・男女問わずリピーターも凄いんだろうなぁ・・。 (2017年5月8日 1時) (レス) id: fbf8980613 (このIDを非表示/違反報告)
K_Z(プロフ) - あ〜、残念。延滞不可かぁ…。どこでも人気者ね☆そりゃそうよねー。運良くレンタル出来たんだろうなぁ。だって予約凄そうじゃん？って、真剣に考えてみた。 (2017年5月6日 8時) (レス) id: 4de5029109 (このIDを非表示/違反報告)
サクシャ(プロフ) - K_Zさん» グイグイ二宮さん、楽しい☆なのに書く時間がないよぅ・・！泣 (2017年5月6日 3時) (レス) id: fbf8980613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクシャ
作成日時：2017年4月28日 4時
